東京餃子通信編集長の塚田です。
香港でミシュランン一つ星に輝く香港点心専門店として人気の「添好運(ティム・ホー・ワン)」。
昨年日比谷にできた国内1号店は連日行列が絶えない人気を誇っています。
そして今年5月には国内2号店が新宿サザンテラスにできました。
先日、友人の誘いで初じめて新宿の添好運を訪問してきました。
サザンテラス奥の方の2階建ての建物に添好運はあります。
この日は雨が降っていたこともあり、お店の外の行列もほとんどありませんでした。
店頭の看板でも2010年から連続してミシュラン一つ星を獲得していることを誇らしげに掲げています。
Mak Kwai Puiシェフはミシュラン3つ星を獲得した香港の広東料理店「龍景軒」の点心師を務め2009年に独立し「添好運」を開店したそうです。
開店からわずか1年間でミシュランの一つ星を獲得したというのもすごいですね。
入り口の脇にはテイクアウトコーナーもあります。
カジュアルなスタイルで一流ホテルの点心の味が楽しめるというのが添好運の魅力。
数多くの点心類がリーズナブルな価格で提供されています。
点心ということで青島ビールを選択。
香港のビールでありませんが、中国料理には青島ビールが合いますよね。
さて、この日は人数もいたので、どんどん点心を頼んでいくことにしました。
まずは定番の蝦餃から。
蝦餃は点心の基本中の基本。
浮き粉のプルプルの皮でヒダを細かく作り圧着し一つの線の様にするのはかなりの技術を要します。
蝦の餡もぷりぷりした食感と甘味がとても良かったです。
続いて海老とニラと蒸し餃子。
こちらは日本の焼き餃子と同じような包み方がされています。
浮き粉の皮から透けて見えるニラのグリーンが美しいですね。
海老の甘さに加えて、ニラの香りが口の中に一気に広がります。
これは非常に私好みの点心でした。
次も彩鮮やかな蒸し餃子。
七種野菜の蒸し餃子です。
にんじん、きくらげ、タケノコ、インゲンなど7種の野菜が細かく刻まれて包まれています。
優しい味付けで野菜の食感と甘さを楽しめます。
こちらは豚のワンタン。
香酢とラー油、そしてパクチーなどなど、これまでの点心類に比べると刺激の強めな味付け。
皮は薄めですがしっかりしています。
茹でても崩れないので中の豚肉餡の旨味をしっかりと閉じ込めてくれていました。
焼売もいただきました。
海老と豚肉の焼売。
豚肉と海老の旨味の相乗効果で、小さいですが味の印象は強く残ります。
こちらはチャーシューパオ。
初めて食べましたがオーブンで焼いた肉まんという感じ。
見た目も何となくメロンパンの様ですよね。
中にはチャーシューの餡が入っていて、これがまた美味しいんです。
牛肉の肉団子。
肉団子で牛肉というのは珍しいですよね。
ハンバーグみたいな感じになっているかと思いきや、意外とさっぱり食べられます。
陳皮を入れてさっぱりさせているようです。
チョンファンもいただきました。
こちらの点心はお米の粉で作られた点心です。
漢字では腸粉と書くのですが、豚の腸に似ているのが名前の由来だそうです。
モチモチかつツルっとした独特な食感が面白いですね。
こちらは海老と黄ニラのチョンファン。
この他に、チャーシューと牛挽肉のチョンファンがありました。
締めはデザートにミルクフライを注文。
ミルクプリンを油で揚げたもの。
昔はやったアイスクリームの天ぷらみたいなスイーツです。
サクサクとした食感が面白ですね。
意外と甘すぎなかったのも良かったです。
写真でご紹介したほかに、春巻きや鶏足、スペアリブ、茄子の海老団子揚げなど、様々な点心をお腹いっぱいになるまで堪能することができました。
新宿店は、個室もあり予約も可能とのことなので日比谷店よりも使い勝手が良さそうですよ。
添好運 新宿サザンテラス店 (飲茶・点心 / 新宿駅、代々木駅、南新宿駅)
夜総合点★★★★★ 5.0