東京餃子通信編集長の塚田です。
ミシュランガイドにも掲載され今や京都を代表する餃子店の一つとなった祇園の「歩兵」。
昨年末に銀座に進出しわざわざ京都に行かずともあの味が楽しめるようになりました。
しかし銀座店は非常に小さな店なので、開店初日から大行列。
この人気は今でも続き、いつ行っても行列が絶えません。
そんな「歩兵」に並ばずに入ることができるという情報を得て、恵比寿にやってきました。
実は今年の6月に東京の第2号店が恵比寿に出店していたのです。
次はパリだと聞いていたのですが、先に恵比寿店ができたようです。
銀座店の際には東京初進出ということで大々的にPRも行っていたのですが、恵比寿店はひっそりと気づいたらできていたという感じ。
恵比寿駅の東口から白金方面に5~6分歩いたところにあります。
お店の正面は祇園の本店ににた作りですね。
平日の19時ぐらいに来たのですが、表には「すぐにご案内できます」の張り紙が。
時間によっては待つこともあるようですが、まだ並ばずに入れることが多いようです。
並ばずに入れるのはお店のキャパに余裕があるのが大きな理由。
銀座店がカウンター中心に12席しかないのですが、恵比寿店はカウンターとテーブル席を合わせて19席あります。
もともと回転の速い店なので、この7席の差はかなり大きいですね。
食事のラインナップは共通。
ぎょうざも、にらにんにく入りのぎょうざと生姜ぎょうざの2種類展開されいています。
ただし恵比寿店限定の特性ダレ「シビレダレ」なるものが用意されています。
別料金ですがこれは気になります。
どちらのぎょうざがシビレダレに合いそうなのかを悩んだ結果、にらにんにくありのぎょうざを選択しました。
ぎょうざの焼き上がりを待つ間はビールで待つことにします。
いつも歩兵ではサッポロラガーを頼むところなのですが、恵比寿店にはKAGUAが置いてありました。
今回は一杯だけのつもりだったのでちょっと贅沢にKAGUWAを注文。
赤いRougeの方を選択。
泡立ちがかなり良いので注ぐのが難しいですね。
山椒の香りとホップの苦みがいい感じ。
このRougeは、アルコール度数は9%もあり、かなりどっしりとした印象のビールです。
KAGUAを飲みながら待つこと5分ほど。
ぎょうざが焼き上がりました。
パーフェクトな焼き加減ですね。
私も毎回こんな焼き色の餃子を焼けるようになりたいです。
薄い皮をパリッと焼き上げています。
皮が薄いので、ほのかに餡のニラの緑色が透けて見えますね。
ヒダは少な目ですがキッチリ圧着しています。
ニラとニンニクがたっぷりはいっていてパンチの効いた風味になっています。
かといって嫌なにおいがするわけではありません。
ニンニクも良質なものを使っているのでしょうね。
豚肉比率はやや低めで野菜の旨味で勝負をしているぎょうざです。
単体で食べ比べると生姜ぎょうざの方が好きなのですが、ビールと合わせるのであればニラニンニク入りのぎょうざも美味しいですね。
ここで恵比寿店オリジナルのシビレダレを投入。
山椒がたっぷり入った辛みその様なタレです。
生姜ぎょうざは味噌ダレで食べますが、ぎょうざは酢醤油がオススメとのこと。
調合済みの酢醤油とシビレダレをセットしました。
まずは焼き面にシビレダレをのせていただきます。
シビレダレの山椒がビリビリときてかなり刺激的。
辛いのですが後を引かないのが不思議です。
ニラとニンニクの風味とも相性ばっちりです。
シビレダレのかなり良いですよ!
続いてひだ側にシビレダレをのせて焼き面には酢醤油をつけて食べてみました。
酢醤油で味も濃くなって、これもまた美味ですね。
ただ酢醤油を焼き面側に着けてしまったのでパリパリ感が少し損なわれてしまいました。
逆に焼き面にシビレダレ、ヒダに酢醤油の方が良かったかもしれません。
ラストは酢醤油とシビレダレをブレンド。
これをたっぷりとぎょうざにつけて食べます。
酢醤油に溶かしたことでシビレダレの刺激は緩和されているような気がします。
辛い物があまり得意ではない方はシビレダレ少量を酢醤油に溶かすのが良さそうです。
ただそれでも辛いので無理はしないでくださいね。
他の日に来た友人の情報からも、今のところは比較的すんなりお店に入れる様子です。
ただ広いといっても席数19席しかないので、恵比寿店の存在が知れ渡れば行列が絶えない状況になるのは必至。
近くの安兵衛からも餃子ファンが流れてきそうですしね。