東京餃子通信編集長の塚田です。
BS-TBSで放送中の「町中華で飲ろうぜ」をこよなく愛するメンバーで不定期開催している「裏・町中華で飲ろうぜ」が10月某日に開催されました。
今回は、焼きそば、焼売、まぜそば、餃子をそれぞれ深堀りしているマニア達が集結し台東区の鳥越で町中華を探索しました。
以前「町中華で飲ろうぜ」で紹介されていた「十八番」を目指して御徒町駅から歩いていくと道中にいい感じの店構えのお店を発見しちゃいました。
中華料理「勝太楼」。
町中華との出会いは一期一会。
気になったお店はスルーや後回しにせず、すぐに入って全力で楽しむのが重要です。
お店に入ると70代と思われるお母さんがお出迎えしてくれます。
閉店時間が近いこともあり店内には先客が一人。
店内には昭和26年頃のお店の写真が掲載されていました。
創業年は確かではありませんが、今のご主人で三代目という歴史のある町中華店でした。
壁にはきれいな字でかかれた手書きのメニュー表。
まぜそばはありませんでしたが、焼きそばも焼売も餃子もそろっています。
お母さんに人気メニューを尋ねるとかつ丼が人気があるとのこと。
まずは定番の瓶ビールで乾杯。
「裏・町中華で飲ろうぜ」のスタートです。
お通しとしてオカラの和え物をいただきました。
ヘルシーで良いですね。
かつ丼が人気ということだったのですが、最初のお店でご飯ものを食べてしまうと後に響くのでかつ煮を注文しました。
皆でシェアすれば酒の肴としてもイケますが、やはりご飯が欲しくなる味ですね。
続いて焼売。
手作り感のある美味しい焼売でした。
続いて焼きそば。
細麺を使っていて野菜比率がかなり高め。
麺入りの野菜炒めという感じで、これまたお酒のつまみには丁度良かったです。
そして餃子です。
物凄くキレイに焼けていますよね。
この焼き加減は焼き機では難しいので、おそらく餃子用の鉄鍋を使われているのではないかと思われます。
底面の縁の部分まで均一にカリッときつね色に仕上がっています。
予想していたレベルをはるかに上回る餃子が出てきて頬も緩みます。
やや厚めで大き目の皮を使いヒダを丁寧に刻んでいます。
皮は製麺所から仕入れていると思いますが、弾力があってよい皮を使っています。
餡は野菜比率高めでニンニクもしっかり効いています。
野菜がやや粗めに刻まれていてザクザク食感が残っているのがまた良いですね。
弾力の強い皮に野菜が負けていません。
そのまま食べても美味しいと思いましたが、薄めの酢醤油をつけても美味しいです。
ライスと食べるのであれば、たっぷりタレをつけても良いと思います。
レビューサイトなどにも全く情報が出ていなかったので全くノーマーク。
暖簾をくぐるまでは正直それほど期待はしていなかったのですが、良い意味で期待を大きく裏切ってくれました。
こういう掘り出し物的なお店に出会えるのも、町中華食べ歩きの魅力ですね。