東京餃子通信編集長の塚田です。
久しぶりに横浜駅に出てきたので、ちょっと足を延ばして京急戸部駅近くの「大連」に来ました。
こちらは、以前何かのテレビ番組で見かけてずっと気になってたお店なのですが、もともとは五反田にあった老舗町中華店。
東京オリンピックが開催された1964年に開業した「大連」。
数年前に店主さんが引退をしようと五反田のお店をたたんだところ、常連さん達からの強い要望で戸部でお店を再開をしたそうです。
店内は三角形で奥に進むにつれて細くなる作り。
カウンターと狭い小上がりで全部で10席ちょっとのサイズ。
話し好きの店主さんとテキパキお仕事をされている女将さんが出迎えてくれます。
五反田のお店はとんねるずのきたなシュランなお店にも選ばれたことがあったそうです。
戸部のお店はまだまだ新しくてきれいなのできたなシュランな雰囲気ではありません。
町中華の定番料理は一通りそろってます。
漢字で書かれているメニューが中国と日本の中華の橋渡しになっている感じで良いですよね。
餃子は、鍋貼児。
餃子と合わせてとんねるずのタカさんが注文したという大連丼を注文。
キクラゲをたっぷりつかった肉野菜炒めがご飯のうえにどっさりと盛りつけられています。
あっさりした味付けで美味しい!
野菜がたっぷりとれてうれしい丼物ですね。
続いて焼餃子。
餃子は注文が入ってから女将さんが包み始めます。
手際よく包まれた餃子はご主人が丸い鉄鍋で焼き上げます。
包みたての餃子をつど鉄鍋で焼き上げるという、作り手のこだわりが強く感じられる作り方です。
焼き加減も絶妙ですよね。
皮は中厚でヒダを深めに刻んでいます。
餡の量はやや少なめにふんわりと包んでいます。
キャベツ多めであっさり目の餡です。
水分は適度に絞られていてザクザクっとした食感も残っています。
丁度良い感じにバランスが取れた餃子です。
あっさりタイプの味付けなので酢醤油で味を調整しても良いと思います。
私はランチタイムの最後の客だったので、食事の後もお話好きのご主人とゆっくりお話しができました。
五反田時代はお笑い芸人さん達が常連として良く来てくれたらしく、戸部に移転した今でもわざわざ足を運んでくれるそうです。
ご主人の人柄も、丁寧に作られた料理の味も、常連さんが付くのも分る気がしますね。