東京餃子通信編集長の塚田です。
餃子を出すカフェがあるというタレコミ情報を得まして、半信半疑ながら代々木上原にやってきました。
代々木上原駅から幡ヶ谷方面に住宅街の中を歩くこと10分ほど「FIL#(フィル)」というカフェを発見。
窓に「COFFEE AND GYOZA」と書かれていますね。
タレコミ情報は確かでした。
ランチタイムはぎょうざプレートが880円で提供されています。
店内はカフェ風のオシャレな空間。
入り口脇のキッチンにはコーヒーを淹れるスペースの隣で餃子の皮を伸ばしていました。
不思議な組み合わせですね。
奥様がコーヒー好きで旦那さんが餃子好き。
そんな二人が始めたお店で、両方を出すことになったようです。
店内に先客がいなかったため、奥のテーブル席に座らせていただきました。
メニューをチェックすると餃子だけで、
- GYOZA:380円
- GINGER GYOZA:380円
- SOY MEAT GYOZA:380円
- GYOFFEE(ギョーフィー):500円
の4種類がありました。
ぎょうざプレートを注文しようと思っていたのですが、せっかくなので複数種類の餃子を食べたい。
1人前の量を確認すると、かなり大きめの餃子が3個セットになっているとのこと。
とりあえず2種類食べようと、通常のGYOZAとGYOFFEEを注文。
そしてコーヒーは深煎りのアイスコーヒーを指名。
注文から10分弱で餃子達とアイスコーヒーが運ばれてきました。
ちょっと不思議な画ですよね。
アイスコーヒーはとても良い香り。
この日は暑かったので冷たいアイスコーヒーがとても美味しく感じます。
餃子はお洒落なお皿に盛られています。
この辺のセンスも中華屋さんとは異なりますね。
GYOZAもGYOFFEEもかなり大きいです。
タレは2種類添えられてきます。
GYOZA用に酢醤油、GYOFFEE用にはレモン汁です。
GYOZAの表面にはお店のロゴマークの焼き印が押されています。
細かいところにセンスを感じられます。
カリッとした焼き目に仕上がってます。
丁寧に焼いていますね。
手延べ皮は柔らかく薄めに設定されています。
餡は豚肉は粗挽き、キャベツも粗目に刻まれていて強めの食感を感じます。
かなりジューシーで餡の下味もしっかりとついています。
それでいて油っこさはないので、大きい餃子ながらパクパクと食べられてしまします。
タレはなくても味は強めについていますが、お好みで味付け調整をしてみました。
続いて気になるGYOFFEE。
コーヒーを使って皮を練っているとのこと。
この発想はなかったですね。
皮はGYOZAの白い皮よりも厚めで弾力も強いです。
餡のベースは豚肉とキャベツ。
こちらも粗目に刻まれています。
そして隠し味(?)として餡にコーヒーゼリーが入っているらしいです。
コーヒーとのバランスを考えて香味野菜は控えめにしてある様子。
コーヒーの餃子ということで、若干身構えていたのですが、味は意外にも正統派。
コーヒーの苦みが餡の旨味を引き立て、味に深みをもたせる効果もあるようです。
レモン汁を使うことを勧められたのでGYOFFEEの上からサッとレモン汁をかけて食べてみました。
レモンの酸味と爽やかな香りが加わります。
コーヒーと餃子を出すカフェということで、正直なところ味にはそれほど大きな期待はしていなかったのですが、本格的で美味しい餃子に出会い良い意味で期待を裏切られました。
コーヒーと餃子の相性の良さを知ってしまったので、自宅で餃子を作る際に自分でも試してみようと思います。