東京餃子通信編集長の塚田です。
新型コロナウィルスでの外出自粛期間中にクラウドファンディングサイトのCAMPFIREで岡山の餃子店「餃子酒場チャオズ」の支援募集を見つけました。
店主さんが支援依頼をしているのかと思いきや、このプロジェクトのオーナーは店主さんの中学一年生の息子さんの悠之介君。
コロナウィルスの影響で父が経営する餃子のお店「餃子酒場チャオズ」からお客様がいなくなりました。今はお店を休業していて大量の餃子だけが悲しく残っています。このままでは、僕の父が一生懸命に考えた無限に食べられる餃子を捨てなくてはいけなくなります。大好きな餃子を皆さんの力で救ってもらえませんか？
父親のお店が休業となり苦境にあるなか何にか自分でもできないかと考えていたところ、先行してクラウドファンディングを実施していた「餃子のさんくみ」の記事を見つけて、自分でもできそうだと考え立ち上がったそうです。
中学一年生とは思えない行動力ですね。
「餃子酒場チャオズ」は、以前岡山に訪問した時に訪問しようと思いながらも、滞在時間と営業時間が合わずに訪問を断念したお店だったので、記憶には残っていました。
前から気になっていたお店であったのに加え、悠之介君の行動力に心を打たれまして微力ではありますが支援をさせていただきました。
このプロジェクトは、その後、新聞などのメディアでも取り上げられ、150万円の目標額のところ最終的に1203人から577万円を超える金額があつまる大成功プロジェクトとなりました。
1カ月ほどしてお礼品として「餃子酒場チャオズ」の「エブリデイ餃子（ニンニクあり）」が届きました。
悠之介君からの感謝状付きです。
皮が薄めなのでお湯の量は少なめに入れて蒸し焼きに。
仕上げにゴマ油で香りと焼き色を付けていきます。
カリッといい感じに焼けましたね。
餃子酒場の餃子ですが、今回はランチの餃子定食としていただくことにしました。
やや小ぶりのサイズ。
お酒に合わせる餃子だと小さめのサイズの方が好まれがちではありますね。
皮が薄いので上手に焼けばパリッとサクッとしたかる食感に仕上がります。
皮から透けて餡が見えるぐらいの薄皮です。
小さい餃子ですが、味付けがしっかりしていてニンニクも効いている力強い餃子です。
タマネギと思われる甘味が印象的です。
野菜と豚肉は良く練りこまれて一体感があるのですが、その中にシャキシャキとする食感のアクセントを感じます。
恐らく粗く刻まれたレンコンじゃないかと思います。
薄皮のパリッとした食感とレンコンのシャキシャキ食感が良いですね。
タレはつけないでも十分に美味しくいただけました。
白いご飯との相性も良く、我が家の中2と小6の息子たちにも大人気でした。
後日、ビールと合わせて楽しみましたが、ビールとの相性も良かったですね。
こんな美味しい餃子が廃棄にならずに、1200人を超える餃子好きな皆さんに届いたと言いうのは素晴らしいことだと思います。
改めて悠之介君の行動力に拍手を送りたいと思います。
エブリデイ餃子は岡山餃子製作所ECサイトで購入ができるようです。
また、餃子酒場チャオズでは、様々なアレンジ餃子も食べられるようなので、次回岡山訪問時には立ち寄りたいと思います。
