東京餃子通信編集長の塚田です。
2月3日に五反田に新規開店した大阪スタイルの餃子専門店「よしこ」。
こちらは「大阪焼肉・ホルモン ふたご」を運営する(株)FTG Companyの新業態なのですが、先日広報の方から連絡があり試食にご招待をいただきました。
五反田駅から徒歩3分ほどの好立地。
関西でよく見かける餃子専門店のような店構えです。
テイクアウトコーナーがあり餃子の個数別料金表も貼られています。
こういう雰囲気の餃子店は東京では珍しいかもしれないですね。
テントに昭和22年と書かれていますが、創業年という訳ではなく創業者のお母さまであるよしこさんの誕生年とのこと。
優良誤認はさせる気はしますが、ウソを書いているわけではないでスルーしておきます。
確かにプレスリリースにもそれっぽい情報は書いてありましたしね。
入口脇には餃子包み機が設置してあり、どんどん餃子を包んでいました。
生餃子を見せてもらうとかなりの薄皮。
こんなに薄い皮も機械で包めるとは驚きです。
こちらの箱で生冷凍餃子の販売もしているとのことでした。
焼餃子を入れても大丈夫な箱なので、薄皮餃子を上手に焼く自信が無い方は焼いた餃子を持ち帰るのも良いかもしれません。
店内は入口付近はカウンター、奥の方にはテーブル席と小上がりがあります。
店の雰囲気からメニューは餃子だけなのかと思いきや、つまみ類は意外と充実してます。
飲み物もビールの他に自家製の鬼サワーなど色々と選べます。
餃子だけパッと食べて帰る感じではなく、意外と長居ができそうな感じのメニュー構成です。
餃子とおススメのつまみをいくつか注文してからビールで乾杯。
お通しはキャベツの漬物でした。
オススメのつまみという事で自家の玉子焼き。
こちらをつまみながら餃子の焼き上がりを待ちます。
つづいて手羽焼き。
大阪でこういう手羽を食べるのかわかりませんが、甘辛の味付けは名古屋の手羽っぽかったです。
そして焼き餃子の登場。
カリッとした焼き加減はとってもいい感じ。
薄皮餃子をこの焼き加減に仕上げるのは、家庭では難しいと思うのでまずはお店で食べて欲しいですね。
サイズはかなり小ぶり。
皮が透けて中のキャベツの餡がみえるぐらいの薄皮です。
餡はキャベツ中心で口の中に入れるとホロホロっと崩れる感じの食感。
そしてニンニクがこれでもかというぐらいにガッツリと効いています。
大阪のいわゆる丸正系餃子にかなりインスパイアされた餃子ですね。
ニンニクのパンチは効いていますが味付けはシンプルなのでタレで調整をすることをお勧めします。
調合済みの餃子のタレに、、、
辣油は砂の部分をたっぷり入れます。
このラー油は見た目ほどは辛くなく、旨味を足してくれるタイプのラー油です。
サイズが小さく、薄皮でとなりの餃子とくっつきやすいので、餃子は2個同時に食べるのも全然OK。
薄皮でキャベツ比率の高い餃子なのでいくつでもパクパク食べられます。
そして口に残った脂はビールをぐびっと飲めば一気にリセット。
これはエンドレスですね。
餃子ダレの他に味噌だれも用意されていました。
こちらも濃厚な味わいでニンニクたっぷりの餃子に合います。
ここでビールから鬼サワーにスイッチ。
爽やかな感じが欲しくて生姜サワーにしました。
爽快な香りでビールよりも餃子との相性が良さそうです。
タレ以外にもトッピングで餃子の味変が楽しめます。
ネギ塩、パクチー、大根おろし、しそ。
単発でも良いですし、組み合わせでも使えそうです。
さっぱりさせたいときには大根おろし+しそ。
生姜サワーの力を借りずとも餃子を食べながら口の中がリセットされていく爽やかさです。
にんにくの強い香りとパクチーの相性も良いですね。
ネギ塩はつまみ性能を上げてくれます。
最後は全トッピングを一緒に食べてしまいましたが、それでもOK。
好みの組み合わせを探してみてください。
締めにトマトサワーを追加。
酸味があって美味しい。
餃子にも合うと思います。
トマトと餃子って相性良いですからね。
丸正系餃子とは直接関係は無いようですが、餃子の味もお店の雰囲気もかなり研究をされている様子でした。
東京都いうか大阪以外では丸正系の餃子が食べられる餃子は無いと思います。
この大阪スタイルの餃子専門店が東京でどんな評価を受けるのか興味深く見守りたいですね。
この五反田店が軌道に乗れば「大阪焼肉・ホルモン ふたご」同様にチェーン展開されると思いますので今後の展開を楽しみにしたいと思います。
大阪餃子専門店 よしこ 五反田本店 (餃子 / 五反田駅、大崎広小路駅、大崎駅)
夜総合点-