東京餃子通信編集長の塚田です。
久しぶりの餃子新店開拓レポートです。
前回が3月13日の本郷三丁目の「ぷれじでんと」だったので約一カ月間、新規店の開拓ができていなかったことになります。
リモートワークに飲食店時短営業などがあるにしてもこの状況は良くないですね。
できる範囲ではありますが餃子店の開拓を続けたいと思います。
さて今回は、タレコミ情報をもとに京王線の国領駅にやって来ました。
別件で味の素スタジアムにきたので少し足を延ばしてみました。
駅から大通り沿いをあるくこと10分弱お店に到着。
こちら「吉春」は、2020年12月に開店したばかりの新店です。
14時少し前に到着。
ランチタイムにギリギリ間に合ったようです。
店内はカウンター席のみのコンパクトな作り。
週末のランチタイムの終わり間際でしたが、地元の方と思われるお客さんでほぼ満席でした。
こちらのお店は中国出身の姉弟で立ち上げられていて、日本の良質な国産材料を使って本場中国の餃子を再現しているのがウリのお店です。
餃子は店名の掲げられた吉春餃子の他に、水餃子ではピーマン餃子やネギ餃子、焼き餃子には大根餃子や人参餃子など玄人好みの餃子メニューが並んでいます。
残念ながらランチタイムは吉春餃子しか用意していないとのことで、吉春餃子の水餃子と焼餃子を1人前ずつ注文しました。
夜は注文が入ってから包むというスタイルなので様々な餃子に対応できるとのことでした。
餃子の他にも中国のおつまみ料理が色々と用意されています。
「吉春」の本当の実力を知るためには、夜再訪する必要がありそうです。
ランチタイムは定食メニューがお得な価格設定だったのですが、餃子をたくさん食べたかったので水餃子と焼餃子を一皿ずつ注文しました。
喉がかわいていたので瓶ビールを注文。
エビスが置いてありました。
お通しにザーサイを少し出してくれました。
青いシャキシャキ食感の残ったザーサイです。
カウンターなので目の前で餃子の調理工程を眺めることができるのもステキです。
今回は茹でるところと焼くところだけでしたが、夜だと皮伸ばしや包む工程も見られるんでしょうね。
しばらくしてまず水餃子が完成。
6個入りで450円。
焼餃子より少し割安な価格設定になっています。
手作りならではの皮の質感ですね。
箸で持ち上げただけで皮の弾力を感じちゃいます。
香りの強い北海道産の小麦粉を使い、強力粉と薄力粉の配分や水分量を調整しながら毎日手作りをしている皮。
小麦の風味がしっかりと感じられて美味しい。
餡は国産豚肉をたっぷりつかっていたかなりジューシー。
シンプルな味付けで素材の風味を活かしています。
ニンニクは使わず、香味野菜も控えめです。
そのまま食べると皮の小麦の風味が強く感じられます。
一方で黒酢をつけて香りをつけて食べても美味しいです。
好みに合わせて食べ方を変えてみてください。
続いて焼き餃子。
素晴らしい焼き色です。
これ以上ない焼き加減ですね。
焼き機を使いながら、かなり丁寧い焼いていました。
焼き目はサクッとした軽い触感です。
ひだ側はモチモチとした弾力が楽しめます。
焼餃子用の皮は食感が軽くなるように、水餃子とは小麦粉の配合を変えているとのこと。
毎日2種類の皮を作るというのは大変な手間だと思いますが、こういった手間をかけるのとかけないのでは餃子の仕上がりが全然変わってきます。
素晴らしいこだわりだと思います。
焼餃子は水餃子に比べても熱々ジューシー。
ビールを頼んでおいて良かったです。
焼餃子もそのまま食べても豚肉や野菜の風味が感じられてとってもおいしいですが、黒酢にラー油を足して香りと辛味をつけて食べるとビールとの相性がさらに良くなります。
水餃子も焼餃子も、材料へのこだわりと丁寧な作業が感じられ、他の餃子も是非食べてみたいと思いました。
他の方の口コミを見るとよだれ鶏など他のメニューも絶品とのことなので、楽しみですね。