東京餃子通信編集長の塚田です。
小麦粉やパスタなどを製造販売している大手食品メーカーの昭和産業株式会社のPR担当の方から、新しい餃子関連商品を作ったということで試食用の商品をいただきました。
その名も「もう包まない!混ぜ餃子の素」。
包むという作業は個人的にはとっても楽しい作業なのですが、忙しいお母さんたちにとっては面倒な作業なんでしょうね。
餡の具材と混ぜて焼くだけで簡単にできるというコンセプトの商品の様です。
パッケージには「餃子の革命」とも書かれています。
パッケージの裏を見ると粉を水でといて生地を作り、そこにひき肉、キャベツ、ニラを投入して混ぜて焼くという工程が示されていました。
お好み焼きの様な作り方ですね。
近くのスーパーで材料をそろえてきて、早速調理を開始します。
まずはニラとキャベツはみじん切りにします。
そして生地作り。
小麦粉に餃子用の風味付けがされている様子。
ニンニクの香りなどがします。
これをだまにならないように丁寧に水で溶いて。
具材を投入して混ぜるだけ。
これで準備完了。
20cmのフライパンを使って焼きます。
生地を丸くして蓋をして中火で片面6分間ずつ計12分間焼きます。
仕上げは油をフライパンの淵から回し入れて更に5分間焼きます。
これで完成。
焼き時間だけで17分間かかるので、意外と調理時間はかかります。
この時間があれば数十個の餃子が包めるので、包んで蒸し焼きにした方が早いような気もしますね。
ただ、混ぜ餃子は火にかけておけば良いから、他の料理をしながら作れるというメリットはあるのかもしれません。
混ぜ餃子の見た目は想定通りですがほぼお好み焼きです。
ただしソースを塗ったり、青のりや鰹節を振りかけたりはしません。
切り分けて酢醤油にラー油というオーソドックスな餃子ダレを付けていただきました。
ニンニクとニラの香りにラー油が加わり、確かに餃子っぽい風味はあります。
ただ、餡にも粉が混ぜ込まれているので、表面だけパリッとして中身はジュワ~といいうような食感ではなく、それこそお好み焼きと同じようなフワッとした食感です。
味は悪くないですが、事前情報無しにこの料理を食べて「餃子」と認識してもらうには、まだまだ時間がかかりそうな気がします。
広島のお好み焼きの様に生地と餡は層になって分かれていたほうが餃子っぽさは出るかもしれないですね。
大阪の高槻のB級グルメのうどん餃子や、一時期はやったフライパンに餃子の皮を敷き詰めるタイプの「包まない餃子」に近いアプローチではありますが、この「混ぜ餃子」に関しては餃子というよりも「餃子風お好み焼き」というのが適切な表現の様な気がしました。
息子たちの反応は良かったので、手軽にボリュームのあるおかずを一品欲しいときには便利かもしれませんね。