東京餃子通信編集長の塚田です。
味の素冷凍食品株式会社から新作の冷凍餃子を試食用に頂いたのでレビューをしたいと思います。
今回新発売となるのは「黒胡椒にんにく餃子」と「シャキシャキやさい餃子」の2商品で、プレスリリースによると2月6日から全国で販売開始される予定です。
味の素の冷凍餃子といえば定番の「ギョーザ」シリーズが人気ですが、今回の新商品は「ギョーザ」の新味ではなく別商品の冷凍「餃子」です。
おそらく「ギョーザ」の派生ではなく、一から新たな商品を作るという決意を表した商品名なのでしょう。
期待したいと思います。
まずは「黒胡椒にんにく餃子」からいただきます。
パッケージにビールが描かれている様に、家飲み需要に答える商品の様です。
にんにく1.1%に黒胡椒0.8%と、一般的な餃子と比べるとこの2つの食材の比率が相当高くなっています。
水なし油なしで簡単に焼けるタイプの冷凍餃子。
ここは「ギョーザ」の技術を踏襲しています。
円盤型に焼きたかったのですが、台の部分の角がぶつかるので、まずは適当に並べます。
火をかけて油と水が完全に溶けた段階で手早く円盤状に並び替えてあげればキレイな羽根を付けることが出来ます。
蓋をして中火で5分焼けば完成。
味の素の冷凍餃子の羽根は不思議とフライパンに張り付かないんですよね。
ちょっと降って上げるとお皿の上にポロッと剥がれるように落ちます。
薄いパリパリの羽根をまとった円盤餃子が完成しました。
皮の感じはギョーザに近いですね。
餃子を口に入れると、まずは強めのにんにくの香りが一気に広がります。
そしてにんにくを追っかけるように胡椒のスパイシーな香りと辛みがやってきます。
餡は豚肉比率が高くてジューシー。
万人受けするギョーザとはちがった、特徴的な餃子に仕上がっています。
確かにこれはビールが飲みたくなる餃子です。
私はこの日は休肝日と決めていたのですが、急遽冷蔵庫から微アルのビアリーを取り出してきて飲んでしまいました。
ビアリーを備えていたおかげで、なんとかビールに手を出さずに済みました。
続いてシャキシャキやさい餃子です。
試食用のパッケージ印刷がされていない商品を頂いたので、商品紹介はプレスリリースの素材から拝借しました。
野沢菜とお大根が入っていて、にんにくを浸かっていないのが特徴の様です。
こちらも水なし油なしで焼ける餃子です。
この日はお一人様ランチだったので8個だけを円盤型に焼くことにしました。
22cmのフライパンだと8個がちょうど良い量の様ですね。
蓋をして中火で5分焼くだけで完成します。
キレイに焼けましたね。
特別な技術や手間をかけずに、これだけキレイに焼けるというのは素晴らしい。
餃子8個とライス小盛りに味噌汁の餃子定食。
これで600kcal前後でしょうか。
定食としてはかなり低カロリーですよね。
野菜餃子なので薄皮なのかなと思いきや、皮はしっかりとしています。
定番の「ギョーザ」比較して1.6倍の野菜を使っているというだけあって、野菜を食べている感覚の強い餃子です。
キャベツも入ってはいるのですが、特に野菜感を演出しているのは野沢菜です。
大きめにカットされていてザクザクっとした食感と、野沢餡の風味が良いアクセントになっています。
にんにくを使わずに生姜と昆布で風味付けしていて、あっさりとした仕上がりになっていて幅広い年齢層からも受け入れられそうな味わいです。
欲を言えば、もっと野菜比率を上げて、いろいろな野菜の味や食感を楽しめる様にしてほしいと思いましたが、それでもこれまでの「ギョーザ」とは一線を画した、新しい餃子を作ろうとした狙いが感じられる餃子でした。
業界最大手の味の素冷凍食品が定番品以外の餃子を出してきたということで、他社も対抗してくることが予想されます。
今後、冷凍餃子のバリエーションも増えてきそうで楽しみですね。
皆さんも色々と食べ比べて、王道系以外にも好みの餃子を見つけてみてください。