東京餃子通信編集長の塚田です。
年末に訪問した草津温泉からの餃子レポートの第二弾をお届けします。
東華苑で手作り皮のモチモチ餃子を堪能した後、もう一軒ぐらい開拓したいと湯畑の周りを散策していたのですが、どのお店も20時とか21時には閉店しまいなかなか入れるお店が見つかりませんでした。
湯畑から少し離れたところまで散策範囲を広げて歩いていると、路地脇の階段を少し登ったところで居酒屋を発見しました。
「鮫鱈鯉」と書いて「さめたらこい」と読むそうです。
メニューをみるとなんと「羽つきバリ餃子」なるメニューもあります。
ノーマークでしたが、餃子を出している居酒屋を見つけてしまいました。
諦めずに歩いてみるものですね。
しかもこの餃子も自家製の皮を使っているとのこと。
餡の具材も手切りをしているっぽく、強い餃子へのこだわりを感じます。
店内はかなり狭くカウンターに数席と小さな小上がり。
7~8人で満席になりそうな感じで、お姉さんが一人で切り盛りをされていました。
小上がりは昭和レトロな雰囲気。
ブラウン管のテレビにファミコンが繋いであり、実際に遊べます。
カセットデッキも現役っぽかったです。
入り口脇に喫煙専用スペースがあるのですが店内でも普通にタバコが吸える様子。
タバコもくもくなのも昭和な雰囲気の演出なのかも。
自家製レモンサワーと羽つきバリ餃子を注文。
各部位を指定しできるホルモン焼きや、亀の手の浜茹で、クエ鍋などメニューの方向性がかなり面白いお店です。
ここのオーナーはもともと佐渡でお店をやっていたらしく、その関係で海鮮系のメニューも色々あるようです。
二軒目じゃなければ色々と食べてみたかったのですが、残念ながら私のお腹に余裕はあまりなく、今回は断念し追加オーダーは牛すじ煮込みだけにしました。
餃子が出てくるまでの間は牛すじ煮込みでつなぎました。
牛すじをつつきながら厨房をのぞくと、お姉さんが餃子専用の鉄鍋と木蓋を使って餃子を焼いている様子が見えました。
焼きの道具にもこだわりがあるようですね。
しばらくすると立派な羽根をまとった餃子が登場。
羽根の付き方も丁度よいですね。
パリッとした感じに上手に焼けてます。
自家製の皮は中厚で食感強め。
モチモチというより若干コシを感じるようなタイプで、餃子の皮では珍しいタイプの食感でした。
食感の強い皮の中には超粗みじん切りにされたキャベツと粗挽き豚肉の餡。
ザクザク加減を残すためにキャベツは一切水気を絞らないのもこだわりなんだそうです。
下味は強めについているのでタレはなくてもOKです。
後半は押忍(お酢)とラー油でさっぱり目にしていただきました。
お店の懐かしい雰囲気も面白かったですし、こだわりの餃子もなかなかの実力で大満足。
こういう面白い店に偶々出会えるというのが食べ歩きの醍醐味ですよね。
気になるメニューも色々とあったので、また草津温泉に来る機会があれば是非再訪をしたいと思います。