日曜日の朝7時から餃子の番組を見るとは思いませんでしたが、非常に興味深い内容でした。
毎週様々な研究テーマを独自の切り口で調査するこの番組で、餃界の常識をぶち破る新事実が明らかに。
まずは、誰もがその存在意義を信じて疑わなかったひだに対してメスを入れていきます。
たしかにひだがなくても、ちゃんと圧着すれば皮が開くことはありません。
じっさいに街頭調査をすると、なんとひだ無しが圧勝。
焼き面が広くなるからかパリパリ感が増すそうです。
宇都宮の餃子店「味一番」のご主人もひだ無し餃子の実験。
最初は乗り気じゃなかったものの、包むのも簡単、焼き時間も短い、そして美味いとひだ無し餃子をべた褒め。
来週から餃子の形が変わってしまうかも知れません。
中国伝統の馬蹄銀に似せた包み方から今の三日月型の餃子が生まれたのですが、伝統以外にヒダがある理由は無いというのが結論でした。
はたして、ひだ無し餃子流行るのでしょうか?
次の実験は、餃子の両面焼き。
餃子の王将の常連の間では両面焼きは定番の裏メニューとのこと。
今回はじめて知りました。
ちゃんと注文端末でも両面焼きの指定ができるようになっています。
もちろんよく焼きもありました。
この両面焼きは、両面を焼くことによってパリパリ感が増すだけではなく香りが良くなるとのこと。
食品メーカーの研究員の人が解説していました、小麦が油で焼けるさいに出る成分が良い香りを発するとのこと。
片面焼きと両面焼きを食べ比べた所さん。
迷わず両面焼きを選んでいました。
確かに、うちの実家の餃子も今考えれば両面焼きで食べていました。
あれが美味さの秘訣だったのかも。
最後はつけだれについての実験。
宇都宮市民の間では、お酢だけを付けて餃子を食べるのが王道とのこと。
私もお酢だけで食べることは珍しいですが、通常醤油1~2にたいしてお酢8ぐらいの割合とかなりお酢多めのつけダレを作ります。
番組ではお酢が餃子が旨く感じる理由を科学的に解説してくれました。
お酢の中に入っている酢酸には、油粒子を包み込んで細かい単位に分解するという機能があるとのこと。
通常、油がそのままの場合は舌の上に油の膜ができてしまい、味覚細胞が細かい味を感じることができにくくなるそうです。
ところが油が細かい単位に分解されていると、味覚細胞にダイレクトに肉や野菜の旨味が到達するとのことです。
所さんもお酢の方が断然美味いと大絶賛でした。
今回の実験から、美味しい餃子の秘訣は
- ひだを付けずに包んで
- 両面焼いた餃子を
- お酢だけにつけて食べる
ということになります。
これまで食べてきた餃子と全く違うものになってしまいますが、本当に美味しいのか一度はチャレンジしたいと思います。
皆さんも試した感想を是非教えてください!