店名のとおり「わんたん」のお店。「餃子じゃないの?」という声もあるかと思いますが、わんたんも餃子もルーツは一緒。
小麦の皮で肉と野菜を包んでゆでた「混沌(フントン)」という料理が、中国北部では水餃と呼ばれ、南部では雲呑と呼ばれ、それぞれ進化をしていったものらしいです。
そんな前置きはこの辺にして本題に戻りましょう。
蒲田小学校の脇を通って住宅地を奥に進んでいくと、行列が見えてきました。
店内には4席しかないので、これで2回転待ちですね。推定待ち時間は30分ぐらいでしょうか。
メインメニューはもちろんわんたん。海老わんたんと椎茸わんたんがあります。
上海出身の奥様が一つ一つ手作りで包まれています。
サイドメニューの春巻きが人気とのことです。
30分ぐらい待ってようやく店内に。
狭い店内は、クーラーと冷風機を全開にしているようでしたが、サウナの様な暑さ。
上海の屋台に来たような感覚です。
初めての来店だったのでミックスわんたんと春巻きを注文しました。
外見が同じ海老と椎茸のわんたんをご主人がどうやって見分けているのかを気になったのですが、茹でる鍋が2種類用意されてました。これなら間違えないですね。
5分ほどで茹で上がり。
白濁したスープの中に大きなわんたんが8個入ってます。
ラーメン屋さんで見るわんたんとは明らかに形状が違います。
水餃子とか小籠包に近い形とサイズです。
まずはスープから口に運ぶと、これが美味い。
非常にさっぱりしてやさしい味なのですが、深い味わい。
続いてわんたんを一口で頬張ります。
これはヤバい。熱い!でも美味い!
最初のわんたんは海老でした。
ツルッとした皮の中から、プリプリの海老が一匹。
そして、ジューシーで甘い豚肉にぴりりと胡椒が効いています。
これには、わんたんに関するイメージがかなり覆されました。
2つ目は椎茸わんたんでした。椎茸の旨みと、タケノコの食感が良い感じ。
これも完成度が高い。
店内は熱いは、わんたんは熱いはで汗が吹き出ているのですが、わんたんとスープのうまさに箸が止まりません。
サイドメニューで頼んだ春巻きもかなりの出来です。
こちらも奥様が目の前で包んでから揚げてくれます。
春巻きはこのように丸く筒状に包むのが美味しく揚げるポイントなんですよね。
きれいに包むのは難しいのですが。
サクサクの食感の皮の中から、熱々の具材がとろっと出てきます。
黒酢を付けて頂きましたが、わんたんに勝るとも劣らぬ旨さです。
外の行列のプレッシャーもあしましたが、一気に感触。
ラーメンではめったにやりませんが、スープも完飲。
スープだけおかわりが欲しいぐらいでした
家庭でも簡単に作れるようにと生わんたんとスープをセットで販売をしていました。
この日は後ろに予定があったので、生わんたんを購入はしなかったのですが、次回は自宅用に買って帰りたいと思います。
通販も行っているらしいのですが、テレビの取材後に注文が殺到しているらしく6ヶ月待ちの状態です。今は夜の店舗営業を休止して対応しているとのこと。
嬉しい悲鳴を通り越してしまっている感じですね。テレビの力ってすごいですね。
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