3日?1週間?
1ヶ月待ちといわれたら、ちょっと注文をためらってしまうかもしれないですね。
ところが世の中には2年も待たないと入手することが出来ない超レアな餃子があります。
その名も「くろわっさん餃子」。香川県にある「たれ屋」というお店が販売しています。
もともと香川県で週に1回の屋外販売をしていた餃子だったのですが、某テレビ番組で取り上げられてから、人気が急上昇。ついに2年待ちという状況になってしまいました。
たれ屋さんのWebサイトをみると、現在の待ち時間が確認できます。
今でも2年待ちですね。
先日、ようやく私のくろわっさん餃子が我が家に届きました。
2012年1月に注文したので、1年と11ヶ月待ちでした。
やってきたのは生餃子。冷凍が来るのだと思っていたのちょっと驚きました。
生餃子なので賞味期限は3日間(製造日含む)。
2年待って、たれ屋さんが発送日を決めて、賞味期限はたったの3日です。
私は無事受け取れたので良かったのですが、当日に受け取れなかったらどうするんでしょうね。

たれ屋という名前だけあって、餃子だけじゃなくてタレにもこだわっているようで、2種類のタレが用意されています。
酢醤油と酢醤油にすだちと大根おろしを足したものです。
こちらは酢醤油。

こちらがすだちと大根おろしが入っている酢醤油。
私はこちらの方が好みでした。すだちと鰹の風味が効いていてとっても爽やかなタレでした。

くろわっさん餃子はフライパンで焼きます。
強火で熱したフライパンに油をひかずにそのまま餃子を並べます。
そして焼き目をつける前に水を差し、最初に蒸しあげます。

焼き目をつければ完成。
餃子に粉がたくさん振ってあるので、きれいな羽根が付きます。
完璧な焼き上がりですね。

薄い皮なのにモチモチしている食感は特徴的です。
焼き目はくろわっさんの名前の由来通りサクっと仕上がっています。
さすが、うどん国の香川県。
小麦粉の扱いには一日の長がありますね。

餡はキャベツのシャキシャキした食感と甘みが良い感じ。
この触感は冷凍しちゃうと損なわれちゃいますね。
ジュワっと肉汁が出てくるわけでは無いのですが、豚肉の旨味もしっかりと感じられます。
すだち醤油で食べると、すだちの酸味とカツオの旨味が加わって、更に美味しく感じられませいた。

お取り寄せ餃子としては大変レベルは高いと思いますが、どちらかと言うとハレの日の餃子と言うよりはケの餃子。キャベツが多めでさっぱりしているので普段からパクパク食べたい感じの餃子です。
2年待たされたことを考えると、このタイミングでしか味わえないジューシーでちょっと変わった高級食材が入っている、特製餃子的なものを期待してしまいますが、実際には毎日食べたい餃子でした。
もともと地元で屋外販売をしていたところからスタートしているので、普段使いの餃子だったわけですよね。我が家の近くで移動販売してたら、相当高頻度で購入してるでしょう。
ただまた2年間待つとなると、他の方に譲った方が良いのかなって思っちゃいました。