仙台の名物といえば牛タンのイメージが強いですが、最近は仙台市主導してご当地餃子を流行らそうとしています。
全国餃子まつり等にはここ数年必ず出展をするなど、それなりに勢力的に活動はしているようですが、まだまだ地元仙台での認知度も低いようです。

あおば餃子を取り扱っているお土産屋さんも、まだまだ限られていて、仙台駅のなかでようやく一軒みつけることが出来ました。
冷凍餃子が10個入りで840円。
お土産にはちょうど良いサイズと価格ですね。

あおば餃子の特徴は仙台産の雪菜を皮にも餡にもたっぷり使用していること。
雪菜というのは雪の中で育つ東北の伝統野菜です。仙台は雪が少ないので、仙台雪菜は雪の中で育てるわけでは無いようですが、冬の寒さの中でぐんぐん育つ強い野菜です。

付属のスープと一緒に食べるのがオススメの様です。
スープのなぜか横浜市で作られたもの。偶然ですが我が家のすぐそばです。

調理方法は超簡単。
熱湯で約10分茹でるだけ。

茹で上がったら、別で用意していたスープにくぐらせます。

はい。完成です。
緑色の皮がとってもきれいですね。

皮はモチモチで味もついています。草だんごみたいな感じです。
餡は鶏肉と雪菜がベース。冷凍ですがシャキシャキした食感が残っています。
生姜の風味が強くて身体が温まりそうな餃子です。
鍋料理の具として使うと良さそうです。

焼いても美味しいとの事なので、焼きにも挑戦してみました。
雪菜の風味を活かしたかったので、オリーブオイルを使って焼く事にしました。

餃子の底にオリーブオイルをちょんとつけます。

それを温めたフライパンに乗せて焼いていきます。
冷凍されたモチモチ皮なので、水を多めに入れて蒸し時間を5分ぐらいとりました。

きれいに焼けました。
焼きだんご見たいな見た目ですね。
カリッとした食感とオリーブオイルの風味も足されて、水餃子とは違った味になりました。
ただ、皮があまりにモチモチしているので、やはり水餃子向きの餃子ですね。

見た目もきれいですし、調理も簡単ですし、なによりもとても美味しいので、お土産としての完成度はかなり高いのではないでしょうか。
もう少しPRを頑張って、牛タンや萩の月にならぶ仙台土産の代表格になって欲しいと思いました。