大阪餃子通信：阪神鳴尾の一見怪しい雰囲気の『餃子館』

大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。

今日は阪神甲子園の隣駅鳴尾の『餃子館』さんに初訪問。

なかなかの店名で（苦笑）思わず期待も上がります。ただ、前以て営業確認の電話をしたのに、店の扉には“準備中”の札が…恐々扉を開けると、ご主人が「いらっしゃい」との挨拶（苦笑）。

早速お店に入りカウンターに座ると壁にはかなり年期の入ったメニューが。

机上のメニューからも歴史が感じられます。
もちろん「餃子定食」を注文します。




ご主人が厨房に入り餃子を焼き始めました。
カウンターの上には油と誇にまみれた老眼鏡やメモ帳など生活用品が沢山散乱しています。

そして私の席の後ろには飼犬が昼寝しにきました。わまさに“きたなシュラン”的な雰囲気です。
多分うちのカミさんなら扉を開けた瞬間にＵターンでしょう（笑）

私は割と平気なのですが、、、


待つこと10分、餃子定食が運ばれてきました。
店の雰囲気からの期待を良い意味で完全に裏切る、完璧な焼き上がりの餃子です。




早速頂きます…

期待を遥かに超えてきましたよ。
めちゃくちゃ美味！




ニンニクとニラの良い
香りの餡、抜群の焼き加減の羽根付きの皮、大変いい仕事をされてます。




美味しく食べていると、ご主人が話し掛けて来られました。


『東京餃子通信』の事を話すと、「もっと店綺麗にしとけば良かったです」とかなり恐縮されてました。

話によると、創業され20年位経つらしく、驚いたことに既に『餃子の王将』さんが目と鼻の先にあるのに同商圏でこの店を始められたそうです。

因みに横のタバコ屋はご主人のお姉さんが商いされているとのことです。
店の雰囲気は“きたなシュラン”で怪しいですが、味は抜群です。

近くの駅でにわかに開業された小綺麗な餃子屋より間違いなく美味いです。


『餃子館』
兵庫県西宮市里中町3丁目2-5
Tel．0798-47-2874
・ぎょーざ定食 700