【神戸三宮】白木のカウンターで食す愛情たっぷりの手包み餃子専門店「包君（パオクン）」

東京餃子通信編集長の塚田です。

先日ご紹介した双龍居に続いて関西出張第二段は神戸から。

ホテルを元町にとっていたので、大阪餃子通信の本家特派員からのオススメ店リストのなかから元町、三宮周辺から未踏のお店を選択。


2軒目に選んだのは三宮にある「包君（パオクン）」です。

ギョーザ包君本店
アクセス：神戸市営西神・山手線三宮（神戸市営）駅東出口8 徒歩2分（地図）

「包君」地下鉄西神・山手線の出口から出て少し北側に行った飲食店街の中にあります。
店構えは高級感のあって一見すると餃子店じゃないみたいです。

木の看板も重厚感があります。

大きな暖簾も良い雰囲気です。

「お高いのかな？」と思ったのですが、表に出ている看板を見て一安心。

ギョーザは230円から。
普通というか安いぐらいですね。

店内に入っても重厚感のある趣のカウンター席と座敷。

なんでも元和食店を居抜きで借りたので、このような雰囲気の店内になっているようです。

餃子を注文して焼きあがるまでの間は枝豆とビールで待つことにしました。
カウンターの上にはおばんざいが各種ズラッと並んでいて、とても美味しそうだったのですがこの日はすでに2軒目だったので自重。

餃子に集中することにしました。

カウンターの向こう側で餃子が焼きあがる音が聞こえてきます。

注文して15分ぐらいはたったでしょうか。
ようやく餃子が焼き上がりました。

手前が餃子、奥がたこ餃子です。
タコ入りの餃子って珍しいですよね。

まずは普通の餃子から。

皮は薄皮で底がカリッと焼かれてます。
焼き餃子の王道的な姿ですね。

ここは神戸。
もちろんつけダレは味噌ベースです。

味噌ダレもやや甘めの味付け。
ごまの香りがフワッとします。

お好みですが、私はラー油とニンニクをちょい足ししてみました。

薄皮の餃子をとても丁寧に手で包んでいます。
この雰囲気のお店で手包み餃子を230円で出すというのは、かなり破格な価格設定。

餡は甘めの味付け。
ねっとりとするまでよく練られていて味が馴染んでいます。

キャベツ、白菜、ニラといった定番の野菜に加えて玉ねぎが使われています。
餡の甘みは玉ねぎから来ているようです。

続いてタコ餃子。

餡はもちろんのこと、皮の大きさも、包み方も先ほどの餃子とは異なります。

こういうところに、美味しい餃子を作りたいという強いこだわりを感じますね。

たこ餃子は専用のつけダレで頂きます。
梅風味の塩ダレです。

タコ餃子は口が開くか開かないかぐらいに皮が軽く閉じられています。
こういうタイプの包み方は初めて見ましたが、フワッとした食感を出すためのテクニックなのでしょうか。

まずは何も付けずに餃子を一口。
最初にカリッとした焼き目の食感、そしてフワッとした餡に辿り着き、最後に弾力のあるタコに行き着きます。

次に塩ダレを付けていただくと、梅の風味が効いて餃子の味が変わります。


非常に奥の深い餃子です。

神戸では老舗店を中心にいくつもの餃子店を回ってきましたが、包君は店の雰囲気も餃子の味も他の餃子専門店とは一線を画す独特の物を持っていると感じましました。

とにかく餃子への探究心にあふれるお店で、次に神戸に来るときにも是非立ち寄りたいと思いました。

この日食べた餃子とたこ餃子の他にもえび餃子やニラ餃子など他にも餃子の種類がいくつもあったので次回の来店が今から楽しみです。

ギョーザ 包君 本店 （餃子 / 三宮駅（神戸市営）、神戸三宮駅（阪急）、三ノ宮駅（ＪＲ））

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