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【町屋】昭和22年創業の「餃子は一龍」のびっくり餃子に大満足

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東京餃子通信編集長の塚田です。

今回はメシコレ仲間のbrax3さんに誘われて、町屋駅までやって来ました。

人生初の町屋。
目的地の餃子店を目指して都電荒川線沿いを歩きます。

少し歩くと町屋二丁目駅に到着。



町屋二丁目駅の目の前にあるのが今回の目的地「餃子は一龍」です。

と思いきや、店の入口がない、、、
こちらは持ち帰り専門店でした。

店員さんに聞くと、数件先にもう一軒あるとのこと。



交差点を曲がってすぐもう一つの「餃子は一龍」を発見。

こちらで町屋の下町餃子を堪能したいと思います。



店内に入ると宮古まもる君がお出迎え。
宮古島が関係ありそうな雰囲気は全く無いので、だれかのお土産でしょうか。

店の手前は焼き場とテーブル席。



奥の方がカウンター席という、珍しいレイアウトです。

焼き場のガラスには、餃子へのこだわりなどが貼られていました。

聞けば、現在の店主さんの叔母にあたる方が満州から持ち帰ったレシピで昭和22年に開業したという大変歴史のある餃子店とのこと。

そのレシピは銀行の貸し金庫に厳重に保管されていて、今でもその味が引き継がれているそうです。



まずはお通し。
下町の居酒屋っぽくていいですね。



餃子メニューは全7種類。
まずは全制覇のためミックスセットを注文しました。



飲み物はホッピーで。
とにかく焼酎が濃い〜。

外を入れる余地がほとんどありません(笑)。




そしておつまみの焼豚。
ネギと辛子を付けて食べると旨いの何のって。

お酒がすすみますね。



そして待ちに待った餃子のミックスセットが登場。

デカイ!そして焼き目が美しい!

とくにエビ餃子は尻尾が飛び出していて、フォトジェニックな餃子です。



一龍の餃子はとても大きいので女将さんがはさみでカットしてくれます。



キレイな断面図です。
なかなかこういう画にはありつけませんね。

野菜が大きくかっとされていて野菜ザクザク系の餃子だということはわかります。



まずは昭和22年から続く伝統の味「びっくり餃子」から。



専用に調合されたタレに付けていただきます。



お好みでラー油も付け足します。



そして断面をタレに付けて食べるのが一龍の流儀。

肉汁系の餃子では出来ない食べ方ですね。

大きな餃子の割に薄めの皮で包まれていてパリッとした食感が楽しめます。
これはジャンボ餃子では珍しい。

餡は野菜のザクザクした食感が良い感じ。
そして餃子の旨味もしっかりしています。

この旨味は餡に豚肉だけではなく牛肉もブレンドしているのがポイントとのこと。



続いてしそ餃子。
こちらはしその香りが爽やかです。

私の好みとしては、もっとしそが強くても良いかもしれません。



続いて納豆餃子。
納豆って餃子の具材に合うんですよね。

ザクザクしたキャベツに納豆が絡まっていて、とても美味しかったです。



こちらはイカ餃子。

イカのプリプリした食感が印象的です。
一龍の変わり種餃子の中では、一番具材のアピールが強かったかもしれません。

野菜多めの餃子とイカの相性はとても良かったです。

家で作るときにもイカゲソは試してみたいですね。



次は明太子餃子。
明太子はかなり沢山入っています。

あまり辛くは無かったので、辛子明太子ではなくただの塩漬けの明太子なのかもしれません。



そして一龍最高級の1本250円のえび餃子です。

えびが一本まるごと餡に入っています。



どれだけ大きなエビが入っているんだ、と思いきや、実はエビの身はカットされて餃子に混ぜられています。もちろんエビの身は一匹分入っています。

尻尾は身から離れたものが、装飾的に挿してあるだけでした。

この餃子と同じサイズのエビを使ったら250円じゃ無理ですよね。

エビのプリプリした食感と甘みが印象的な美味しい餃子でした。



ラストは梅餃子。
梅の酸味が効いて、非常に爽やかな風味の餃子です。

しそよりも更に爽やかさがました感じです。

梅餃子は私好みの餃子でした。



まだまだ食べられそうだったのでビックリ餃子をもう一周。

今度は、一人一本ずつの割当です。



今更ですが、包みの丁寧さにも関心。
ご主人が注文が入ってから、一種類ずつ丁寧に包んでいました。

今回は包んだ状態のままいただきます。

確かに皮にタレを付けるよりも、野菜に染み込ませて食べたほうが味付けが濃い目になって美味しいかもしれません。



ご主人と餃子話で盛り上がっていたところ、申年限定の古酒ブレンドを振る舞ってくれました。

達磨正宗の申年に仕込んだ日本酒です。
36年前、24年前、12年前の申年に出来たお酒だけをブレンドしたもの。

非常にまろやかな味でした。



さらに餃子話でご主人と盛り上がっていると、肉餡の仕込み方法などもこっそりと教えてくれました。

とにかく肉餡に味を付けてから最低一晩寝かすのがポイントとのこと。

隠し味として味噌を使っていたり、つなぎに玉子を使っていたりと、かなり工夫がされています。

それからもう一つ重要なポイントはキャベツ。
冬キャベツはしっかりしていて使いやすいとのこと。

キャベツをしっかり搾るのも重要だとおっしゃっていました。



帰り際に常連さんが来て「三面焼き」なる注文を行っていました。

餃子のすべての面に焼き目をつけていくというカスタマイズ。

揚げ餃子までは行きませんが、カリカリッとした食感に仕上がりそうですね。
次回は三面焼きを注文してみたいです。


後継者のお話もされていましたが、ご夫婦ともに80才を超えてもなお現役で毎日お店を切り盛りしている姿はステキでした。

いつまでも元気で美味しい餃子を作って欲しいですね。

また、町屋に餃子を食べに来ます。

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tarekomi