東京餃子通信の塚田です。
いつもは餃子専門店やお取り寄せ餃子など餃子にフォーカスをした記事を書いていますが、今回は餃子の製造装置について注目したいと思います。
先日、自動餃子成形機メーカーのジェイマシン株式会社の岡持社長にインタビューをする機会を頂きました。
岡持社長は様々な食品製造装置を世に生み出してきたレジェンド的なお方。
代表作は、中華まんじゅうのヒダをつける機械。
現在コンビニで打っている肉まんや冷凍食品の肉まんに、当たり前の様に付いているヒダ。
このヒダを機械付けられるようにしたのが岡持社長なのです。
そんな岡持社長が開発した最新鋭の餃子成形機「Yamcha Robot JG 50C」がこちら。
通常の餃子成形機は丸い皮に餡を乗せて包むという作業を機械が行います。
しかし岡持社長の発想はまるで異なります。
筒状になった皮の中心に餡が入ったものを、金型で整形をしていくのです。
この作り方だと、皮がモチモチしていて、水分の多い餡を包むこともできます。
動画でその凄さが伝わりますでしょうか?
私も実際に工場に入れてもらい見学をさせてもらったのですが驚きました。
更に金型を交換すれば、蝦餃や小籠包なども成形することができます。
ジェイマシンの餃子成形機で作った餃子の実力もなかなかのものです。
関連会社のドラゴンフーズでは、業務用の冷凍餃子の製造を行っています。
サンプル品をいくつかいただいたので自宅で試食をしてみました。
まずは20gサイズの通常サイズの焼き餃子とトマト焼き餃子。
自宅のフライパンでもきれいに焼けました。
やや厚皮で加水率多めのモチモチ皮です。
この包み方は従来の餃子包み機では出来ないので、一見すると機械が包んでいるか気づかないかもしれないですね。
粗く刻まれたキャベツのシャキシャキとした食感が特徴です。
粗刻みのキャベツを絞らずに餡に使えるのもジェイマシンの餃子成形機の特徴の一つなんだとか。
こちらはトマト焼き餃子。
赤い皮が特徴です。
餡にはトマトとチーズがたっぷり使われていてイタリアンな感じ。
これは女性に人気がでそうな餃子ですね。
続いて豚キムチ餃子。
キムチもみずみずしいまま包むのは難しいのだとか。
焼いていくと皮からキムチの色が薄っすらと透けてきます。
こちらもきれいに焼けました。
豚キムチ餃子にも大きめに切られたキムチがたっぷりと入っています。
しゃきしゃsきとしたキムチの食感が良い感じ。
辛味も適度にあってビールがどんどん進みます。
どの餃子も業務用冷凍餃子と知らずに食べたら、手造りだと勘違いするほどの実力。
餃子にも小籠包など形が全くことなるものまで金型さえ交換すればどんな形でも作れてしまうのがジェイマシンならではです。
ドラゴンフーズでは業務用の冷凍餃子の他にも一部個人用にも通信販売を行っているとのことなので、気になる方は、ぜひ最新鋭の餃子マシンの実力を確かめてみてください。
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!