「大阪王将」関東工場の工場見学ツアーレポート
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東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、最新鋭の餃子工場の実力を確かめるべく、大阪王将を展開するイートアンド株式会社の関東工場の工場見学ツアーに行って来ました。
工場のある群馬県はこの日最高気温39度を超える猛暑日。
灼熱の太陽の素、工業団地を進んでいくとやイートアンド関東工場が見えてきました。
エントランスを入ると吹き抜けのやたらとお洒落な空間が広がります。
こんな感じで3階までの吹き抜けにシンボルマークの「&」をかたどったオブジェが吊り下がっています。
せっかくなのでエントランスの巨大な餃子と記念撮影。
これは神楽坂飯店の餃子よりも遥かにデカイですね。
この日集まったのは私の友人家族を中心とする約20名。
子供たちの自由研究のネタとしてはとても良いですよね。
イートアンド広報のMさんに解説をいただきながら工場見学ツアーが始まります。
まずは大阪王将の歴史から勉強。
先代が餃子の王将から独立するかたちで昭和44年に京橋で1号店を出店。
料理があまり得意じゃなかったこともあり、自信をもってお客さんに提供できる「餃子」に絞って展開したのが大当たりだったとのことです。
その後、大阪王将は全国チェーン展開し大成功。
2014年にはイートアンド株式会社に社名変更をして、餃子以外の業態や冷凍食品なども積極展開し、いまでは、東証一部に上場する総合フードサービス業い成長しています。
かなり端折ってしまったので、詳細はイートアンド社のWebサイトをご覧ください。
大阪王将の歴史の次は関東工場の紹介。
地球環境に優しい工場を目指して、様々な仕組みに取り組まれているとのこと。
群馬の暑い日差しに負けない断熱パネルで覆われていたり、、、
キャベツの洗浄などで出た水をキレイに浄化して排水するしくみなど様々。
清流にしかすまない淡水魚も生きられるレベルまでキレイになっているとのこと。
そして材料についても単に国産ではなく契約農家と直接取引をして専用のニンニクが造られていたりするとのこと。
夏はキャベツを使い、冬は白菜を使うなど、季節に応じて具材や産地も分け、一番美味しく食べられる餃子を作っているとのことです。
この関東工場では、大阪王将の店舗で使う皮と餡の製造がされています。
皮と餡が毎日各店舗に配送されるとのこと。
意外と知られていないのですが、大阪王将の餃子は店舗には皮と餡が別々に届き、店舗で職人さんが一つ一つ手包みをして餃子を作っています。
また、お店向けだけでなく、冷凍焼き餃子、冷凍水餃子もこの関東工場では製造されています。
工場のラインは撮影禁止だったので、なかなかお伝えしにくいのですが、粉を真空状態で捏ねたり、凍ったままの豚肉をミンチにしたり、包んだ餃子を乾くまもなく茹でたりと、手作りではできない工場製造ならではの利点があるということがわかりました。
水餃子と焼き餃子の包み機の仕組みも全く方式が違うのも面白かったです。
製造ライン以外も、工場内を散策させてもらったのですが、そこかしこにレアな大阪王将アイテムが展示されていました。
こちら東急ハンズの催事用につくった大阪王将オリジナルビーチサンダル。
デザインはアンクルトリスをデザインをした柳原良平氏。
それから大阪王将45周年キャンペーンの時に活躍したギョーザムライのグッズ類。
そういえば当時宣伝部長だったギョーザムライは最近見かけませんがいまどこにいるのでしょうね。
栄転したのか、それとも、、、
こちらは、プレゼントキャンペーンでつかったオリジナルのフライパン。
餃子が美味しく焼ける職人の技がフライパンに記されています。
フライパンの中心には王将マークが記されています。
コレ売って欲しいですね。
さらには大阪王将ブランドの冷凍食品の数々。
普段あまり意識していなかったのですが、こんなに沢山の種類があるんですね。
そして餃子のタレやオイスターソース、餃子の素などもありました。
更には、生協仕様の餃子もありました。
こちらは具材だけでなく皮も国産原料で作っているとのこと。
工場見学の後半は実際にこの関東工場で出来たばかりの冷凍餃子の試食会です。
このフロアはテストキッチンになっていて、家庭のキッチンや本格的な大阪王将の厨房の機材が用意されています。
とても明るいオープンキッチンのカフェのような雰囲気のスペースでした。
まずは羽つき餃子。
さすがよく焼き気味の美しい焼き上がりです。
お店の餃子とは若干餡の味付けなどを変えているらしいですが、基本的には同じ材料で作られた餃子です。
焼き目パリパリでとてもジューシー。
冷凍餃子って本当に進化してますよね。
続いてぷるもち水餃子。
タピオカデンプンをつかってモチモチ感を演出しています。
うちの次男はとても気に入ったようで、こればかり食べていました。
更にオススメしたいのが焼きプルモチ水餃子。
軽く茹でた後にフライパンのうえで焼き目をつけています。
焼き目をカリカリに焼くと、生煎包のような仕上がりになります。
かぶりつくと熱々の肉汁が出てくるところも生煎包っぽいですね。
これはお手軽ですが楽しめます。
更にはプルモチ水餃子の天ぷらも頂きました。
衣をつけて揚げるだけ。
サクサクとした衣の奥からモチモチの皮が出てくるので、揚げ餃子とはまた違った食感が楽しめます。
これはビールのツマミに良さそうです。
最後は参加者全員で記念撮影で締めくくりました。
みんな良い笑顔です。
おみやげに大阪王将オリジナルのキーホルダーも頂いてしまいました。
これは嬉しいおみやげです。
見て食べての子供も大人も大満足の工場見学でした。
私もあらためて冷凍餃子の製造技術の進化を知ることができて非常に勉強になりました。
今回アレンジをしていただいた、イートアンドの広報の皆さん本当にありがとうございました。
東京餃子通信では、皆さんからの餃子情報をお待ちしております!