東京餃子通信編集長の塚田です。
会社の近くで個性あふれるお店を見つけたのでご紹介したいと思います。
その名も麺覇王。これでメンバーワンと読みます。
本郷三丁目駅から湯島の方に向かい本富士署の前の右折したところにあります。
だいたい徒歩5~6分ぐらい。
中国の生薬をたっぷり使った薬膳スタミナ料理と薬膳スタミナ麺がウリの台湾系料理店です。
高島平で創業し、御茶ノ水を経て本郷三丁目に移転してきたとのこと。
こちらのご主人は某有名中華料理店で料理長をされていたらしく、中曽根元首相に料理を振る舞った際の写真が飾られていました。
麺覇王開業後のも、長渕剛さんや岡田武史元サッカー日本代表監督なども訪れているのだとか。
店内でも薬膳料理を全面的に推しています。
薬膳料理の素材見本のケースがあったり、、、
薬膳スタミナ麺は漢方をたっぷり使ったスープを飲み干すようにお願いがあったり、、、
漢方を大量に使った薬膳酒が販売されていたり、、、
とにかく店内は薬膳尽くし。
ちなみのこの薬膳酒は杯一杯400円。
意外とリーズナブルな価格ですよね。
ランチタイムは餃子がないのですが、ランチもそこそこ通っているのでおすすめメニューを幾つか紹介します。
まずは、三枚肉の煮込み麺。
トロット煮込んだ三枚肉が乗っています。
見た目は刺激が強そうなスープですが、非常に優しい味。
お店のルール通りにスープを飲み干した後は、体がホカホカします。
これが薬膳パワーですね。
こちらは台南ラーメン。これは麺がビーフンでした。
優しい塩味のスープにニラの香りがGood!
煮玉子がとっても美味しいです。
単品でも頼めるのでオススメ。
台湾風焼きそば。
これはランチではなく夜だけのメニューです。
台湾の焼きそばが餡掛けなのかは知らないのですが、他では食べたことがない複雑な味。
いろんな生薬の配合によって生み出された味のようです。
これもクセになる味ですね。
熱々でボリューム満点なので食べるのが大変です。
そして薬膳カレー。
これは日本のカレーライスとも、インドのカレーとも、他の地域のカレーとも違います。
台湾のカレーライスってこんな感じなのでしょうか?
これも不思議とまた食べたくなる味です。
薬膳メニューを連発しましたが、お待ち兼ねの焼き餃子。
台湾風焼きそば同様に、夜だけのメニューです。
カリッとやかれた餃子が運ばれてきたのですが、普通の餃子とちょっと違います。
こちらがヒダが付いている面。
ここから見ると普通の餃子と同じですね。
中厚の皮で幅が均等の美しいヒダをつけています。
しかし餃子を裏にして底面をみると焼き目が付いていません。
そうなんです。本来、側面になる部分に焼き目を付けるのが麺覇王流。
女将さんにこの焼き方の理由を聞いたところ、最初は普通に焼いていたらしいのですが、一度試しに横向きに焼いたところ、カリッとした食感がお客さんの評判が良かったので以来この焼き方が定番になったそうです。
確かにヒダの部分が通常の焼き方に比べてカリカリの面白い食感になっています。
餃子の餡にも強いこだわりを感じます。
まず使われている具材が豊富。
豚肉にキャベツやニラ、ネギといった定番の具材の他に、椎茸やエビなどが入っていて、香りや旨みを増しています。
さらにおそらく豚肉を細挽きと粗挽きのブレンド。少し豚肉の食感を感じられるところも素晴らしいです。
味付けはやや甘めで、ほんのりと八角他の生薬の香りがします。
つけだれは無くても十分に美味しい餃子ですが、お好みで専用のタレをつけても良いと思います。
この餃子は水餃子で食べても美味しいのとのことです。
薬膳料理の中にも餃子を使った料理がいくつかあります。
「一年中夏餃子」なんてものすごく気になるメニューなのですが、まだチャレンジできていません。
店の雰囲気も料理の味付けも好みは分かれるところではあると思いますが、私はものすごく気に入っています。
生薬のデトックス効果なのか食べた次の日も体調が良いのが嬉しいです。
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