東京餃子通信

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焼き餃子のルーツはブリヤート共和国だったのか

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私は普段、全くと言ってよいほど小説は読まないのですが、文芸春秋社の「オール読物」なる月刊誌を購入してしまいました。

夏の人気作家特集って餃子と全く関係ないように思われますが。。。




今回の「オール読物」には日本の焼き餃子の歴史上とても重要な発見が記されているのでした。

東海林さだおさんと餃子の王様ことパラダイス山元氏の対談「なぜ餃子にはひだがあるのか?」の中での王様のお話によると、ロシア連邦のブリヤート共和国で食べたブーザという食べ物が焼き餃子そのものだったとの事です。



餡は豚ひき肉とタマネギで三日月型に包んで焼いてあるそうです。

このブーザは中国から来たのではなく、元々この地方で食べられていた地元の食べ物との事。

ちなみにブリヤート共和国はモンゴルの北、バイカル湖に接するロシア連邦を構成する共和国の一つです。

このブリヤート共和国は、その昔、シベリアに抑留されていた日本人の収容所があった所の一つなのです。つまり、戦後シベリアから帰ってきた復員兵が焼き餃子を日本にもってきたのかも知れないという訳です。


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これまで、日本の焼き餃子は満州から来たという説が強かったのですが、これは新たな説として有望な発見かもしれませんね。

餃子がどこで生まれて、どのようにアジア全土、そしてヨーロッパへと広がっていったのかという話は研究対象として非常に興味深いテーマです。

本題のひだのある理由ですが、王様によると

  • 皮の接着力を高めて開きにくくするため
  • 縁周を湾曲させるため
  • 食べたときの皮の弾力を出すため

とのこと。


ほんと、勉強になりますね。


対談の詳細が気になる方は是非こちらをお買い求めください。