東京餃子通信編集長の塚田です。
福岡遠征のついでにちょっと足を伸ばして久留米までやってまいりました。
前回は、鉄なべ餃子の「五十番」にお邪魔をしました。
もう一軒、久留米ならではの餃子があるということで、駅前のアーケード街を進んでいきます。
5分ほど歩くと立派な建物が現れます。
久留米シティプラザというコンサートホールなどが入った文化施設。
まだ2年前にできたばかりの新しい施設です。
お目当の餃子店は久留米シティプラザの向かいにある路地を入ったところにあります。
シティプラザとは打って変わって、昭和の香り漂ういい感じの路地ですね。
路地を進んでいくと黄色い立て看板を発見。
こちらが久留米で人気の餃子店「娘娘」です。
創業60年を超える久留米随一の老舗餃子店です。
ちなみに「娘娘」で「にゃんにゃん」と読ませます。中国語読みですね。
埼玉にも「娘娘」という餃子店が何店舗かありますが、おそらく無関係だと思われます。
店内に入るとニラの香りが広がっています。
こんなにニラの香る餃子店は初めてかもしれません。
ニラは大好きなので私的には全然OK。むしろ嬉しいぐらい。
カウンター席とテーブル席が選べます。
私は焼き場に一番近いカウンター席に座らせていただきました。
餃子は焼きと水が選べますが、1人前なんと20個入りで700円。
焼きを1人前注文して、焼き上がりまでの間はハイボールでつなぎます。
目の前の餃子焼き機に小さな餃子が20個投入。
パチパチと餃子が焼ける音が聞こえてきます。
餃子を待っている間に餃子のタレがセットアップされます。
特性の酢醤油にニラとごま、ラー油を投入して食べるのが娘娘流の餃子の食べ方。
店内に入った時に漂っていたニラの香りは、このニラだったのですね。
ニラとごまを大量投入してセットアップ完了。
タレの準備をしているうちに餃子が焼き上がりました。
可愛らしい餃子が20個。
焼き目も均一に揃っています。
なかなか大きさが伝わらないかもしれませんが通常サイズの3分の1ぐらいのサイズ。
全長4cmぐらいでしょうか。
このサイズであれば20個なんて余裕ですね。
小さいけれど伸びる手延べ皮の特徴を活かしてヒダは二箇所留め。
餡は結構入っています。
それにしても、こんな小さな餃子をきれいに包めるのは驚きですよね。これぞ熟練の技。
とりあえず何もつけずに食べてみると、皮のモチモチ食感と焼き目のサクッとした食感のバランスが絶妙。
餡は豚肉、キャベツ、玉ねぎがベース。玉ねぎを入れるのは博多の餃子の影響を受けているのかもしれません。
タレのインパクトが強かったので味が薄いのかと思いきや、餡の味付けもしっかりとしています。
味付けにはニンニクを漬け込んだニンニク醤油を使っているのだとか。
サイズはミニミニですが、餃子に必要な大事な要素は全部詰め込まれています。
そして娘娘流の食べ方に習い、ニラとごまを入れた餃子ダレをたっぷりとつけていただきます。
当たり前なのですがニラとごまの香りが口から鼻に一気に抜けます。
何もつけなくても美味しい餃子でしたが、このタレをつけると更に美味しさ倍増。
これはお酒が進む餃子です。
ハイボールも良いですが、ビールとの相性は特に良さそう。
焼酎でもよかったかも。
皮がモチモチしているので水餃子にしても美味しそうでしたが、追加は20個単位になるので今回は我慢をすることにしました。
娘娘の餃子のタレは他の餃子でも活かせそうなので、今度自宅で再現をしてみたいと思います。
今回、久留米で五十番と娘娘の2店舗を回りましたが、どちらもお店の雰囲気も餃子自体も個性的で楽しめました。
両店とも水餃子を食べることができなかったので、これは次回の宿題にしたいと思います。
久留米には他にも餃子の美味しそうな店がありそうなので、情報を持ちの方がいましたら是非タレコミ情報をよろしくお願いします!
娘娘 (餃子 / 西鉄久留米駅、花畑駅)
夜総合点★★★★★ 5.0