大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。
先日、大分と熊本へ出張に行って来ました。
とはいってもタイトスケジュールだった為、餃子屋散策の余裕は余りありませんでした。
そんな中でも出会った餃子を二回に分けて紹介します。
今回は大分別府温泉での宿「ホテル日生や※1」さんのサービスである蒸し釜(地獄蒸し)で自炊した「蒸し餃子」です。
別府温泉街の殆どの宿の玄関横には蒸し釜があります。その蒸し釜を使って宿泊者が様々な食材で蒸し料理を自炊します。
この宿には朝食サービスがなかったので一緒に同行したスタッフと前日夜に地元のスーパー「まるしょく」で食材(私は「八洋」の水餃子※2)を購入し、翌早朝ホテル前にある蒸し釜で調理し朝食として食べることにします。
別府温泉の湯で蒸し上げた餃子はどんな感じになるでしょうか…
楽しみです。
蒸し釜に隣接した厨房で同僚が食材をセッティングしてくれました。
彼は昨年も大分出張に来た経験がある為、とても要領が良く頼りになります。
彼の食材はさつまいもの「甘太くん(べにあずま)」とウインナー、そして私は餃子です。
それらを笊に並べ、専用の網に乗せて釜に入れます。餃子とウインナーは10分程度で蒸し上がります。
蒸し上がったその料理を宿にあるラウンジまで運び頂きます。
まさかの別府温泉での飲茶モーニングです(笑)。
さて、そのお味は如何に…
餃子は水餃子を選んだので、蒸し上げても厚めの皮はしっかりしています…
選んで正解。
その餃子を付属のタレに、宿から借りたポン酢を加えたモノに付けて頂きます。セイロで蒸した飲茶とは異なり、見た目は表面の湿り気は少ないです。
タレに付けて一口頂くと、熱々の肉汁が餡から溢れてきます。朝から餃子はヘビーかなと思いましたが、軽く食べることができます。
恐らく地獄釜で餃子を蒸した人は殆どいないかと思いますが、かなりオススメです。
餃子だけでなく、焼売や小籠包も美味しく蒸し上がると思います。
同僚のさつまいも、ウインナーも貰いましたが、どちらも抜群の美味しさです。
温泉卵はスーパーで売られている玉子が少数売りされていないので諦めましたが、前夜から仕込めば、独特の温泉卵になるとの事です。
朝一から仕事がスタートしますが、最高の朝食、そして宿の窓から見える湯けむりの中の幻想的な朝焼けをは今日一日の元気をくれました。
仕事の場所に向かう道中、車中から見えたのは餃子のテイクアウト専門店「マルナカ餃子」。
しかし、さすがに宿からは距離がありました。
皆さんも温泉宿に泊まられた際は、“温泉卵ならぬ温泉餃子”を是非トライしてみて下さい。
※1「ホテル日生や」
hotel-nisseiya.com
※2「八洋食品」
※3「マルナカ餃子」
餃子工房 大分マルナカ<生餃子・冷凍生>持ち帰り店 | 大分の食材にこだわった安心・安全・新鮮な餃子専門店