東京餃子通信編集長の塚田です。
今回はタレコミ情報を頼りに大井町駅にやってきました。
東急線側の改札からすぐのディープな飲屋街「大井町東小路飲食店街」に、なんと餃子専門店があるらしいのです。
昭和な雰囲気の漂う横丁を進んでいき、晩杯屋の裏を抜けたあたりの右側に「餃子」と書かれた立て看板が見えてきました。
こちらがタレコミ情報にあった「餃子EX」です。
どうやら営餃中の様子。
餃子メニューは豊富で
- ノーマル鶏餃子
- death餃子
- death20倍餃子
- パクチー餃子
- 紅生姜餃子
- チーズ餃子
- コロッケ餃子
の7種類。
どうやら鶏餃子のお店のようです。
珍しいですね。
店内は劇狭。
幅も狭ければ奥行きもありません。
小さなカウンターで5席のみ。
手前に人がいると出入りもできませんし、トイレも店内にはありません。
これまで軽く1000店舗以上の餃子店を訪問していますが過去に出会ったことがないぐらい狭い。
大久保の「上海生煎包」もかなり狭かったですが、それを上回る狭さです。
もしかしたら東京餃子通信史上最も狭い餃子専門店かもしれません。
カウンター席の奥に座り注文を検討。
餃子はノーマル鶏餃子は確定ですがもう一品に悩みます。
紅生姜餃子とコロッケ餃子で悩んだ末、紅生姜餃子を注文することにしました。
鶏肉と紅生姜の餃子って食べたことはありませんが、絶対に旨そう。
店内を見回すと鳥たかと書かれた手ぬぐいを発見。
鳥たかは同じく東小路飲食店街にある焼き鳥専門店なのですが、餃子屋EXの店主さんの旦那様のお店らしいです。
だから餃子EXの餃子は鶏肉餃子なんですね。納得。
ハイボールを飲みながら餃子の焼き上がりを待ちます。
お通しはポテチが2種類。
なんとなくですが店の雰囲気に合ってます。
しばらくして一皿にノーマル鶏餃子と紅生姜餃子が5個ずつ盛られて登場しました。
焼き色は薄めですが、厨房も狭そうですし設備の問題もあるのでしょう。
こちらはノーマル鶏餃子。
焼き色は薄めで餡はたっぷりと包まれている様子。
薄めの皮ですが餡がたくさん詰まっているので、伸びの良い皮を使っているようですね。
餡は鶏肉の肉感がしっかりとしてます。
軟骨のコリコリ食感も印象的。
鶏肉なので餡はさっぱり目に仕上げてありますが、下味が強めについているのでタレなしでも酒のつまみには十分な味付けです。
おすすめに従って柚子胡椒をちょい載せ。
鶏肉と柚子胡椒が合わない訳がないですよね。
惜しむらくは餃子の焼きがあまい店。
あげ焼き気味にサクサクっとした焼き目があったら酒のツマミとして完璧だったのに。
この餃子は揚げ餃子にしても美味しそうですが、店の設備的に難しそうですよね。
ポテチと鶏餃子でハイボールを飲み干してしまったのでレモンサワーにチェンジ。
レモンサワーと紅生姜餃子の相性を確認します。
紅生姜餃子は焼き面からも紅生姜の赤い色が透けて見えます。
こちらも薄焼き気味。
ノーマル鶏餃子と同時に焼いていたので当たり前ですね。
ヒダ側からもうっすらと紅生姜が透けて見えますね。
ベースの餡はノーマル鶏肉餃子と同じものを使っているようです。
そして紅生姜の特徴的な酸味と辛味と香りがとても良い。
これはなかなかのヒット作。
鶏餃子がさっぱりしているので紅生姜が良いアクセントになっています。
これも揚げ焼き気味もしくは揚げ餃子で食べてみたいと思いました。
さらにこの紅生姜餃子はソースにつけて食べることを勧められます。
たこ焼きとかお好み焼きのノリでしょうか。
餃子をソースにつけて食べることは滅多にありませんが、恐る恐る試してみるとこれが相性バッチリ。
餃子にあうというよりも紅生姜に合うのかもしれませんが、レモンサワーが進むということだけは揺るがない事実です。
鶏餃子は特徴がって美味しかったのですが、それにも増してお店の狭さが衝撃的でした。
東京餃子通信史上最も狭い餃子店だと思われます。
ここ以上に狭い餃子店をご存知の方がいましたら是非タレコミをお願いします。
面白い雰囲気のお店だったので、今回見送ったコロッケ餃子やdeath餃子などを食べるために、また訪れたいと思います。
次回は旦那さんのお店「鳥たか」とハシゴをするというのも良いかもしれないですね。