大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。
今日は地元西宮でも阪神甲子園球場の近くの鳴尾という駅にやって来ました。
ここに「大力」さんというお店があります。
実はこの近隣エリアにはもう一軒、「大力食堂」という超大盛カツ丼の有名店があるんです。
屋号が類似しているので何らかの関係があるのかな…という関心を持ちお店に来ました。
駅からも、そして大通りからもアクセスの良い好立地にあります。
店構えもなかなか雰囲気ありますねぇ。
特にメニューサンプルが昭和な感じで好感が持てます。
では店内に入ります。
あと一時間で閉店というタイミングでお邪魔したので、お客さんは一組しかいませんでした。
店内は広々としており、これまた昭和な感じで情緒があります。
メニューを拝見します…
おぉ!
かき玉にカニ玉、エビ玉がある!
ヤキメシにカニヤキメシ、エビヤキメシがある!
実は一つのメニューでカニとエビの2つの素材を用意している店って少ないんですよ。
私がもし常連になったら、裏メニューとしてカニとエビのミックスバージョンをお願いしたいです。
どちかを選べない優柔不断なヒトって多いと思います…
はい私です(苦笑)。
取り急ぎ、餃子(280円)と瓶ビール小を注文します。
10分程で餃子が焼き上がりました。
餃子の端に綺麗に焦げ目が付き、自然な羽根も付いています。
この焼き上がり具合は個人的にはベストです。
ビールで口を潤した後、一口頂きます。
野菜のシャキシャキとした食感、そして甘味が口の中に広がります。
餡の断面を見ても分かる様に野菜の比率が多い餡です。
ニンニクも程よく効いてバランスの良い餡になっています。
中華料理屋の餃子は他のメニューとの組み合せを考えると、あまり主張の強い個性的な餃子ではなく、脇役として良い仕事をする餃子が理想的なんです。
こちらのお店の餃子は正にそれですね。
お会計の時に、ご主人の楠生淳一さんと女将さんにご挨拶をさせて頂き、暫し談笑…
この鳴尾の場所で15年、その前には甲子園の近くの場所で22年の営業をされてきたとのことです。
そして、あの「大力食堂」との関係を尋ねたところ…なんと!
「大力食堂」で中華調理担当としてスカウトされ、暫く腕を振るってらっしゃったとのことです。
なる程、凄腕な訳です。
現在、「大力食堂」には和食しかないですが、今となっては幻の中華メニューをこちら「大力」さんで味わえるんですよ〜!
「大力食堂」ファンの皆さんも是非「大力」さんにも足を運んで貰えればと思います。
「中華料理 大力」
兵庫県西宮市鳴尾町5-1-32
0798-49-0808
11:00〜21:00