東京餃子通信編集長の塚田です。
新橋で餃子を軽く食べて帰ろうと周辺の新店情報を探したところ、アガリコ餃子楼の新橋店が開店しているのを発見しました。
アガリコ餃子楼は北千住に本店を構えるバルスタイルの人気餃子専門店です。
北千住の店はかなり狭く、いつも込んでいるため、私はまだ訪問したことがありません。
このアガリコ餃子楼が多店舗展開をはじめ、池袋や千葉、大塚などに展開をしています。
新店だと思って訪問したところ、実は新橋店は2016年からこの場所にあったらしく、私のアンテナの低さを反省。
この日も、平日で雨だというのに店内はにぎわっていました。
新橋店も北千住店同様にかなり狭く、外の席もいれて12~3人がギリギリってところでしょうか。
入口すぐのカウンター席に座りビールを飲みながら餃子の注文を検討します。
お通しは蒸し鶏のゴマダレ和え。
バンバンジーみたいな感じです。
ゴマダレが濃厚でした。
さて餃子はというと、全部で8種類。
この日は、夕飯は別で食べる予定があったので、餃子は2品まで。
定番の焼き餃子は食べるとして、もう一品で悩みます。
悩んだ結果、揚げ餃子の「チーズ餃子のチリソース」を選択しました。
揚げ餃子を推している店って少ないので、どのような揚げ餃子が食べられるのか楽しみです。
アガリコ餃子楼の餃子のこだわりが書かれていました。
ひとくちサイズでモチモチ皮、良質の豚肉を使って、肉汁たっぷりのジューシーな餃子に仕上げているようです。
味付けはわかりませんが、楽しみです。
木製の皿に盛られて焼き餃子が登場。
木製のお皿ってオシャレでカッコよいのですが、焼き目が目立たないのがもったいないですよね。
白いお皿の方が餃子は映えるような気がします。
木製皿が背景なので、焼き色がわかりにくいですが、きれいなきつね色に焼けています。
焼ムラもほとんどありません。
こだわりにも書いてあったように、やや小ぶりのサイズ。
しかし、特製の皮がよく伸びるのでしょう。
餡はたっぷりと詰め込まれていて、ぷっくりと丸いかわいらしい形をしています。
この餃子の形は焼き面も広く、美味しそう。
どうやってこの丸い形を実現しているかというと、ひだのつけ方にも特徴があります。
かなりひだを細かく、そして縦に深くつけています。
餡はこだわりの通り、良質な豚肉と野菜のバランスがよく仕上がっています。
野菜はざく切りにしてありザクザクとした食感が私好みです。
香味野菜は控えめで、おそらくニンニクは使われていません。
ジューシーですが脂っこさが無いですし、下味も豚肉の旨味を活かすシンプルな味付けのため、さっぱりとした印象を受けます。
ビールににも合いますが、ワインなどにも合わせやす餃子ですね。
よく考えられていると思います。
店員さんからは、ゴマダレをつけて食べることを勧められました。
餃子にゴマダレというのは珍しいですね。
さきほどのお通しにかかっていたものと同じタレだと思われます。
餃子の味付けがシンプルなので、濃厚なゴマダレとの相性はとても良いです。
私がゴマダレ好きだというのもあるのですが、ゴマの香りが食欲をそそりますよね。
味付けが一気に濃くなり、ビールをゴクゴク飲みたくなります。
揚げ餃子を前に、ビールを飲み干してしまったのでハイボールに変更。
続いて「チーズ餃子のチリソース」が運ばれてきました。
ちょっと深めの更にサクッと揚がった餃子とたっぷりのチリソース、うえからは粉チーズとバジルがかかっています。
これはバルの一皿としては良さそう。
サクッと揚げた餃子の中にはチーズがたっぷり。
餃子の餡にトッピング的にチーズが足されているのかと思いきや、餡はチーズだけ。
かなり濃厚な揚げ餃子です。
トマトベースのチリソースは、それほど辛味が強いわけではないのでソースをたっぷりとつけて食べるのがおススメです。
ビールでもハイボールでもゴクゴクのめる系のドリンクとの相性が良いと思います。
揚げ餃子の可能性を広げてくれる、面白い揚げ餃子でした。
焼き餃子もチーズ餃子のチリソースもどちらのお酒のとの相性抜群でバルメニューとしてよく考えられた餃子でした。
ちょっと立ち寄って餃子で一杯という楽しみ方ができる便利なお店だと思うので、新橋店に限らず、他の店舗にも足を運んでみたいと思います。
アガリコ 餃子楼 新橋店 (居酒屋 / 新橋駅、汐留駅、内幸町駅)
夜総合点★★★★★ 5.0