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御徒町のガード下の「老酒舗」でお手軽にディープな中国旅行気分を楽しんだ

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 東京餃子通信編集長の塚田です。

仕事帰りに御徒町で食事をしようと向かったのは「老酒舗」。

今年の2月にできたばかりの「味坊」の新店です。

味坊の支店は、先日Rettyグルメニュースで紹介した「羊香味坊」をはじめとして、各店舗とも本店「味坊」の魅力を保ちながらも新たなコンセプトでお店を出してくるので毎度楽しませてもらっています。

retty.news

御徒町駅から線路にそって秋葉原方面に1分ほど歩くと、ガード下に「老酒舗」を発見。

「老酒舗」は、昔中国にあった大衆酒場をコンセプトに掲げています。

 

お店の外観には日本語が使われておらず、本当に中国に来たみたいな気分になりますね。

御徒町のガード下の雰囲気ともマッチしています。

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入り口では老酒の甕を使った看板がお出迎え。 

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店内の雰囲気も中国の居酒屋っぽいです。

(私は実際にホンモノの中国の居酒屋に行ったことはありませんが、、、)

 

1階は手前に厨房、奥にテーブル席が4か所、スタンディングテーブルが1か所。

2階は20~30人入れる広いスペースがあるとのこと。

この日は月曜日の21時ぐらいというのに、ほぼ満席とかなりの人気っぷりでした。

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メニューも日本語の説明は最低限。

中国語の料理名の発音が上手にできないので、 指差しで注文をします。

本当に中国に来て料理の注文をしているような気分も少し味わえます。

ちなみにこのメニュー表は、米袋の紙にニスを塗ることでなんとも言えない味を出しているそうです。

細かいところまでこだわっていますね。

 

一人飲み客を意識してなのか、一皿の量を抑え価格も低価格にしている様子。

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餃子は3種類で、一皿3個で240円。

これなら一人でも種類が楽しめます。

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老酒や白酒も充実しています。

白酒ハイボールもおすすめらしいです。

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なぜか、税務相談と靴磨きもメニューにありました。

冗談かとおもったら、本当に依頼ができるようです。

今度の確定申告の時には相談に乗ってもらうのも、ありかもしれませんね。

酒代ぐらいで相談乗ってもらえるのかなぁ?

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せっかくなので白酒ハイボールを注文。

名前だけで老龍口を選択。

100mlの老龍口と、氷入りのジョッキとソーダが出されます。

自分の好みで濃さを決めるようです。

100mlって、あまり意識してませんでしたがコップ一杯あります。

 アルコール度数が42%なので、かなり危険。

 

恐る恐る薄めに割って見たものの、それでも強烈。

飲み口はまろやかで甘め、鼻から独特の香りが抜けていきます。

ソーダ割りにすれば美味しく飲めるのですが、なかなか減らない。

一杯でも、長時間楽しめそうです。

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お通しは茹でピーナツ。

つまみに丁度良い。

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餃子が茹で上がるまでの間に醤肘花にも挑戦。

アッスペインの冷菜と説明書きがありましたが、おそらくアイスバイン。

豚の足の肉の煮込みってことですよね。

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にんにく醤油につけて食べると、これがものすごく美味い。

酒のつまみとして超優秀。

白酒ハイボールともよく合います。

が、白酒はなかなか減りません、、、

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餃子もゆであがってきました。

小ぶりの餃子が3つ。

酒のつまみには丁度よいサイズと個数です。

 

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見た目からして美味しそうな皮です。

手延べのモチモチ感が食べる前から想像できます。

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素三鮮餃子の餡は、ニラと卵と海老。

中国では超定番の餃子の餡ですが、日本で食べられる店はまだまだ少ないです。

ニラの香りと海老の甘みが特徴的。

シンプルなんですが美味いんですよね。

主食として食べたい餃子です。

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二つはそのまま食べて、残り一つはニンニク醤油につけていただきました。

餃子にはニンニクが使われていないので、ニンニクが恋しい場合はタレ側で調整するのが中国流。

ニンニク醤油をつけると味がガラッと変わり、白酒ハイボールをごくごく飲みたくなります。

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続いて酸菜猪肉水餃。

こちらも中国東北地方では定番の餃子です。

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 酸菜とは、白菜の漬物で極寒の中国東北地方では保存食としてポピュラーな食材で、餃子の餡にもよく使われます。

漬物といっても塩気はあまり強くなく、発酵した白菜の旨味が餃子の餡の味を深めてくれます。

この餃子も良いですね〜。

こちらも二つはそのまま食べて、皮の餡の本来の味を楽しみます。

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ラストの一つはニンニク醤油で。

ここまで来てようやく白酒ハイボールのゴールが見えてきました。

ジョッキ3杯以上は飲んだと思います。

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素三鮮餃子にしても酸菜猪肉餃子にしても、派手さはないものの中国東北地方で一般的な餃子をそのまま持ってきているところに、センスの良さを感じます。

 

締めにはビーフンがお勧めとのことだったので老舗河粉を注文。

こちらも1人前の小碗で出してくれます。

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河粉という名前でビーフンという説明書きだったので広東料理の河粉で平麺か日本でもおなじみの細い乾麺のビーフンを想像していたのですが、汁の中からは中太の丸麺が出てきました。

調べてみると雲南省の家庭料理の過橋米線に似ているようです。

 

さっぱりした塩味のスープでさっぱりしていて、お酒を飲んだ後の締めにふさわしいです。

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この日は、夜のお一人様を満喫したのですが、ランチタイムも楽しめるとのことだったので、数日後のランチタイムに再来訪。

 

自家製麺の冷麺やら、土鍋料理やら、河粉の冷たい版やら、どれも興味津々のメニュばかり。

夜とは別の楽しみ方ができそうです。

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この日は、ものすごく暑かったので河粉の冷やし酸辣版を注文。

先日食べた米線的な米麺を美味しいラー油で和えた感じで、これからの暑い夏のシーズンには人気が出そうなメニューでした。

また真夏に食べたい気もしますが、それ以上に他のメニューも食べてみたい。

罪深いランチメニューのラインナップです。

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ディナータイムもランチタイムも気軽に中国大陸の現地さながらの雰囲気が楽しめるとほくそ笑んでいたところ、「老酒舗」はそれだけではありませんでした。

 

お店の入口脇に、なんと「早餐」と書かれた張り紙を発見。

なんと、中国風の朝食も最近始めたようです。

前回、夜来た時には、この張り紙はなかったはず、、、

ものすごくアグレッシブな展開ですね!

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包子や油条、焼餅に粥と、中国の定番のモーニングメニューがずらり。

酸菜猪肉水餃も、朝から楽しめる様子。

朝一に仕事前に御徒町で「早餐」してから出勤というのもありかもしれないですね。

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これまでの味坊系列の各店舗とは異なり、「老酒舗」は朝昼晩と中国の日常の風景を感じられるお店でした。

今後の展開がとても楽しみです。