大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。
勤務地の近くにある人気餃子専門店「大鳳」さん。
四月に久々にお邪魔した際、僕がふと提案した餃子企画を、なんと女将さんが実現して下さいました。
その企画とは餃子のサイズを選べるという、ありそうでない餃子の食べ方です。
東京ではジャンボ餃子が有名で「昇龍」「天龍」「泰興楼」などがあります。
大阪では一口餃子が有名で「点天」「天平」「南平」などがあります。
東西の餃子文化でサイズが特性になっているんですが、サイズを自由に選べる餃子文化が未だない…
例えば牛丼店では、小並大とあるのだから、餃子店でも、小中大とサイズを選べたら面白いと思いました。
その企画が神戸芦屋「大鳳」さんで実現して頂きました!
今回の企画は期間限定での試みです。
僕も楽しみに様子を伺いに訪問しました。
カウンターのメニューの表紙には、今回企画された餃子が紹介されています。
早速、女将さんに全サイズを焼いて貰うことでお願いしました。
同業界の方に伺うと、複数種類をメニュー化するのはオペレーション的にかなり面倒になるらしいです。
しかし、こちら「大鳳」さんは看板メニューで全9種類の「マカロン餃子」を提供されています。
それ故に今回の企画にもチャレンジ頂きました。
10分ほどで餃子が焼き上がりました。はじめに女将さんから、改善課題があるらしく…
Lサイズの餃子をもっとジャンボにすること、Sサイズの餃子の羽根がサイズ感を分かりにくくしている為、餃子の盛り付けに一工夫が必要なことなどを事前に伺いました。
皿に盛り付けられた餃子を観て…
確かにそうだなと思いました。
サイズ差はあるんですが、もっとメリハリが出た方がインパクトがありますね。
特にLサイズは数を少なくしても東京のジャンボ餃子並にした方が良いですね。
あと今回の餃子で面白いのは、具材、形状は同じで寸法だけが違うことです。
特に形状はジャンボ餃子はバナナ型、一口餃子は平らな扇型でになりますが、「大鳳」さんでは全て定番形状の三日月型をサイズダウン、サイズアップされています。
特にSサイズは写真ではイメージし難いでしょうが、かなり小さい餃子です。
さて、サイズ感によって味は変わるんでしょうか?
まず、基準となるMサイズを頂きます。
大鳳餃子らしい安定の味わいです。
酢醤油ダレにも味噌ダレにも合う肉と野菜の美味しさがギュっと凝縮された餃子です。
次にLサイズを頂きます。
おぉ、、
同じ餡でも大きいだけに肉汁感が豊かです。
次にSサイズを頂きます。
不思議ですね〜小粒なのに餡の味が濃く感じます。
サイズだけの違いなのに、全て異なった個性を感じます。
この様なサイズが選べる餃子の楽しみ方は…
- 東京の方には一口餃子、大阪の方にはジャンボ餃子を食べて頂き互いの餃子文化を知って貰う
- 家族で来店された際、パパはLサイズ、ママはMサイズ、そしてチビッ子にはSサイズで食べて貰う
- ビールのおつまみに一口餃子、ライスのおかずにジャンボ餃子で食べて貰う
- インスタグラマー、ユーチューバーには3サイズが一皿に並んだビジュアルを楽しんで貰う
など、色々な食べ方ができますね。
「大鳳」の女将さん、今回はチャレンジして頂き有り難うございました。特にSサイズの餃子は定番メニュー化しても良いのではないでしょうか?
追伸:数日後、「大鳳」の女将さんから連絡があり、
「大鳳」
兵庫県神戸市東灘区深江北町1-13-3
078-412-9837
17:00〜23:00、月曜定休