大阪餃子通信の現地特派員の本家ヲサムです。
今日は神戸三宮にやって来ました。
向かった先は「オレギョ」三宮本店です。
近年まで「俺の餃子」という屋号で営まれていました。
単なる名称変更なのかと思っていましたが、そうでもないみたいです。
実は「俺の餃子」はその発祥の地、神戸新在家でその屋号のままで営まれています。
詳細は分かりませんが、「俺の餃子」が暖簾分けされ、その後なんらかの暖簾問題が起きたとネット情報では書かれています。
両店の公式ホームページも個々に存在しています。
この機会に「俺の餃子」「オレギョ」の系統をまとめておきます。
(各店関係者の声を元にまとめました)
元町「餃子の古屋」(店主:古屋泰三さん)
↓ 高校の同級生同士で、古屋で修行され独立
新在家「俺の餃子」(店主:平井さん)
↓ 暖簾分店として独立、神戸大阪で複数店展開
三宮「オレギョ(旧 俺の餃子)」(店長:鵜池拓也さん)
↓ 「俺の餃子」時代の三宮店で修行され独立
三宮「餃子部 GZB」(店主:大平結衣さん)
関西の餃子店は暖簾問題にまつわる秘話が多くありますね。
因みに、新在家「俺の餃子」には3年前に訪問しています。
薄皮で両端が開いた小ぶりの餃子が特徴的でしたが、こちら三宮「オレギョ」の餃子はいかに?
お店に入りメニューを見て、定番の餃子(ニンニクあり)310円を注文します。
ニンニクは2倍、3倍、4倍とレベルがあります。
週の真ん中には危険な選択肢ですよね(苦笑)。
10分程で餃子が焼き上がりました。
均等に並び、綺麗な焦げ目が付いた餃子、実に素晴らしいです。
箸で摘むとすぐに壊れそうな繊細さなので、慎重に一つを取り上げ口に運びます。
皮は超薄皮でサクサクしてパイの様な食感です。
中の餡はこし餡ですが、野菜のシャキシャキした食感も残っており絶妙です。
ニンニクは基準量だから、許容範囲の匂いです。
また、自家味噌ダレも胡麻の様なコクがあり、この餃子との相性抜群です。
一人前8個ですが、女性でも軽く二人前は食べれますね。
「オレギョ」には店長とは別にオーナーがおられ、直営4店、FC1店を現在展開。
また三宮本店の2階にはセントラルキッチンもあるらしいです。
関西以外の方、「俺の〇〇」と言えば「ブックオフ」創業者の坂本孝さんが2011年から手掛けられた「俺の〇〇」シリーズ※ を思い浮かべると思いますが、実はそちらより前に「俺の餃子」という屋号で創業されていました。
※参考:「俺の株式会社」が展開した外食一覧
- 俺のイタリアン
- 俺のフレンチ
- 俺のスパニッシュ
- 俺の焼肉屋
- 俺の焼き鳥
- 俺の割烹
- 俺のそば
- 俺のだし(おでん)
- 俺の揚子江
- 俺のBakery&Cafe
2017年1月に閉店した「俺の揚子江」のメニューには実は“俺の肉餃子”というモノが存在していました。
また、地方でも類似屋号で「俺のギョーザ」(愛媛県)、「俺の餃子房」(北海道)などがあるようです。
「神戸餃子 オレギョ」
神戸市中央区琴ノ緒町5-7-7 1F
078-414-8557