東京餃子通信編集長の塚田です。
先週末、子供の野球の応援ついでに昼食をとるため近くにあったららぽーと海老名に入りました。
飲食店街を歩いていると「晴っぴ」というラーメン店の前にちょっとした行列ができているのを発見。
食べログのラーメン百名店にも選出されている「麺や食堂 本店」の関連店舗の様子。
「麺や食堂」は、本厚木で60年続く中華そばの名店なのですが、こちら「晴っぴ」は味噌ラーメンを主体とした新業態のようです。
さらに「麺や食堂」の運営会社は傘下に持ち帰り専門餃子店「三宝の餃子」を持っています。
系列店で出している餃子は全て三宝の餃子です。
行列に並ぶこと10分ほどで店内に入れました。
カウンター席に案内されメニューをチェック。
色んな種類の味噌ラーメンが用意されていましたが、ベーシックな「蔵味噌ラーメン」を注文。
餃子は3個と6個から選択可能。
今回は一人なので3個を選びました。
注文を行うとお水を出してくれました。
お水が出てくるのは普通ですが、器がおしゃれ。
陶器で中が金色に塗られています。
この器にいれると焼酎の水割りのようにも見えますが、これは水です。
しばらくして餃子に先行してラーメンが運ばれてきました。
麺の上には野菜炒め、メンマそしてピンク色のレア気味のチャーシューが乗っています。
麺は中太の縮れ麺。
旨味はしっかりしてますがマイルドな味わいの味噌スープとよく合います。
複数の味噌を調合してこの味を出しているようです。
ラーメンを食べ始めたところで餃子も登場。
餃子の器もおしゃれですね。
小皿も別になっているのは嬉しいところ。
サイズは一般的なサイズ。
餃子の底の真ん中が白く残ってしまっているのは少し残念ですね。
薄めの皮を使って機械で包んでいる様子です。
持ち帰り餃子専門店もやっているだけあり、数が出るんでしょうね。
皮は薄いですが弾力はあります。
モチっとした食感が感じられますね。
餡はキャベツが多めでさっぱり系。
豚肉も旨味は感じますが、それほど主張は強くありません。
これはラーメンのサイドメニューとしてはちょうど良い味付けだと思います。
さっぱり味付けの秘密は昆布、乾燥椎茸、鰹節などからとった出汁。
さっぱりしながらも味に深みを出しています。
ただしマイルドとはいえ味噌ラーメンのスープの味も香りも強めなので、ラーメンのスープを飲んだ直後だと出汁の繊細な風味を楽しむのは難しいかもしれません。
ちょっと味に刺激が欲しかったので薄めの酢醤油に一味と山椒を足してみました。
一味はタレが油っぽくならないので餃子にオススメの辛味です。
特に三宝餃子は、餃子にごま油が使われているので、これで十分。
一味と山椒が良いアクセントになりました。
これらは味噌ラーメンの辛味として用意されているのだと思いますが、餃子にも使えますね。
ラスト一個は山椒だけ軽く振って食べてみました。
ベースが和風出汁ということもあり、この食べ方も意外といけましたが、お酒との相性が良さそうな餃子に味わいになりました。
ラーメンを食べ終わったところで店員さんが「お口直しにどうぞ」と黒烏龍茶を出してくれました。
このちょっとしたサービスは嬉しいですね。
60年もこの地域で愛されてきた老舗店の新業態だけあってラーメンも餃子も期待通りの美味しさでした。
機会があれば本家の「麺や食堂」にも足を運んでみたいものですね。
ちなみに「晴っぴ」って、どの様に読むのかと思い聞いてみたら「はっぴ」と読むらしいです。
なんでも「ハッピー」からきているそうです。
素敵な名前ですね。
蔵味噌ラーメン 晴っぴ (ラーメン / 海老名駅)
昼総合点★★★★★ 5.0