東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、中国小麦料理専門店の「恵泉」への遠征の前に、せっかくなのでもう一軒ぐらい新規開拓をしようと千葉駅に立ち寄りました。
と言っても改札から外には出ずに駅構内にあるペリエ千葉エキナカへ。
食品売り場や飲食店街などかなり充実したお店のラインナップ。
数多く入る飲食店の中には餃子専門店もありました。
その名も「一得餃子房」。
実はこちら「一得餃子房」はJR東日本系列の会社が運営する新業態。
ついにJRまでが餃子に進出してきました。
エキナカの利点を生かしお持ち帰りの餃子も積極販売。
冷凍生餃子と焼き餃子を販売しており、私がお店に滞在している間も帰宅途中と思われるお客さんが頻繁に持ち帰り餃子を購入していました。
これは上手い戦略ですね。
ちなみに毎月下一桁に1がつく日は「一得の日」と称して、持ち帰り餃子は10%OFF、生ビールやハイボールは半額になります。
(残念ながら訪問日は一得の日ではありませんでした、、、)
千葉駅についた時間が16時台だったのですが、まだランチタイムとのことで定食メニューが中心の時間帯でした。
餃子とつまみで軽く一杯を考えていたのですが、おつまみメニューは17時にならないと提供されないとのことです。
というわけで餃子メニューを単品で注文することにしました。
餃子は通常の餃子はにんにく・ニラの有無と焼き or 水が選べます。
さらにもう一つ特製ちば餃子なるやや価格設定の高めの餃子が用意されていました。
せっかくなので高い方のちば餃子を注文することにしました。
カウンター席に目の前には6カ所の焼き機。
さすがJR系列会社、設備投資できる資本力が違いますね。
5分ほどでちば餃子とハイボールが運ばれてきました。
ドリンクは何も指定しなければ、餃子と同じタイミングで提供されるようです。
若干薄焼き気味。
油もあまり多く使わずに軽めに焼いています。
ちば餃子は、数があまり出ないからなのか手包みで作られています。
ノーマル版の餃子の方は機械包み。
店内に包み機はなさそうなので、セントラルキッチンがどこかにあるのかもしれません。
ちば餃子は豚肉がたっぷり使われています。
ジューシーさはそれほどではありませんが、地元千葉県産の豚肉を粗挽きにして、肉の食感やうまみを感じやすくしています。
野菜はキャベツとニラといったオーソドックスなもの。
キャベツは粗めに刻んで強く水分を絞ってあります。
やや甘めの下味がしっかりと付いていて、豚肉のうまみとあいまってタレなしでも十分ですが、薄めの酢醤油をつけても良いと思います。
ノーマル版ではなくちば餃子を選んだのは賢明な判断だったようです。
思いの外、ちゃんと作られた餃子でした。
17時以降は餃子居酒屋としてアルコールとつまみ類が取り揃えられたメニューに変わります。
エキナカで餃子をつまみに軽く飲めて、さらには持ち帰りの餃子が購入できるなんて、JR東日本もやりますね。
エキナカの利点が活きる幅広い客層にウケそうな業態なので、今後他の駅にも展開が期待されます。
一得餃子房 ペリエ千葉店 (餃子 / 千葉駅、京成千葉駅、新千葉駅)
昼総合点★★★★★ 5.0