東京餃子通信編集長の塚田です。
先週の日曜日に横浜マラソンに出場してきました。
気温も高くタフなレースでしたがなんとか完走できました。
レース後はゴール近くのランドマークタワーへ。
ランドマークターワーのふもとにあるドックヤードガーデン。
ここは現存する商船用石造りでは日本最古の「旧横浜船渠第2号ドック」を復元したもので、国の重要文化財にも指定されています。
しかしマラソン後に疲れた身体を活かしてくれるのは重要文化財ではありません、、、
ドックヤードガーデンを通過して向かったのは、肉汁餃子酒場「餃子ストック221」。
今年の4月に出来た新店で、開店当初からタレコミ情報はもらっていましたが、ようやくこのタイミングで訪問することができました。
餃子ストック221の公式Webサイトによると、かなり手広く飲食店を展開している企業が新業態として餃子に挑戦しているようです。
店内は開放感のある作り。
厨房もおしゃれですね。
席についてメニューをチェック。
餃子は焼き、水、揚げの3種類の調理方法から選べるようです。
餃子ストックでは、餃子の作り方にかなりこだわりを持っているようです。
豚と野菜に味付けした餡を一晩ねかせ、さらに鶏出汁スープを練り込み皮で包んでさらに一晩ねかせ、3日目にようやく完成するという手間のかけよう。
焼き餃子と揚げ餃子を注文し、待っている間はビールで喉を潤します。
なんせ42キロも走ってきたばかりなので、喉はカラカラ。
ビールがうまいのなんのって。
ビールのお通しに出てきたのは「鬼おろし」。
ゆずの香りがするピリ辛大根おろしです。
このままビールのアテにしても良さそうですが、餃子につけて食べても美味しいのだとか。
確かにこれは餃子に愛想なので、少し餃子のために残しておくことにしました。
先に運ばれてきたのは焼き餃子。
周辺は若干焦げ気味ですが、及第点の焼き色です。
サイズは一般的な大きさ。
餃子包は機械の仕事のようではあります。
ヒダは少なく、圧着されしっかりと口が閉じられています。
こだわりの餡はかなり肉比率が高めです。
野菜はキャベツなどが入っているようですが、あまりその存在は感じられません。
マラソン後の疲れた身体には、ビタミンB1とタンパク質が豊富な豚肉がたっぷり入っているのはありがたいです。
下味はしっかりしていて、さらに後から練りこまれた鶏出汁スープがジュワッと溢れてきます。
にんにくは不使用で、生姜で香り付けをしているようです。
何もつけずに食べてもビールのアテにちょうど良い味の濃さですね。
先ほどの鬼おろしとの相性もかなり良いです。
ラー油ではなくさっぱりと辛味がつくのが良いですね。
この肉々しさと味の濃さは酢醤油よりも酢コショウがあいそう。
ブラックペッパーがなかったので、テーブルにあったホワイトペッパーで代用。
お酢をたっぷりとつけると、油っぽさが抜けてよりダイレクトに餃子の味がわかります。
続いて揚げ餃子。
仕上げがとても素晴らしい。
美しい色ですね。
カリカリになりすぎず、サクッとした食感の奥に餃子の皮のモチモチして食感を少しだけ残すベストな揚げ加減です。
揚げ餃子は中に肉汁が、焼き以上に熱々になっているので注意が必要ですよ。
焼き餃子にもつかった鬼おろしとの相性も抜群。
お好みによりますが焼きよりも揚げとの相性の方が良いかもしれません。
餡の味付けは十分なのですが、皮にもう一つパンチが欲しかったので、コショウを振りかけて食べたたところこれが大ヒット。
王将のマジックパウダーがあったら最高だったのに。
酢コショウも試してみました。
味については良いのですが、せっかくのサクサクした食感がお酢でしっとりして
しまうので、この揚げ餃子にはコショウ単体の方が相性が良いのかもしれません。
ランチ営業の終わり間際にお店に入ったため、焼き餃子と揚げ餃子のみしか楽しめませんでしたが、ほかのおつまみメニューもそれなりに充実していました。
軽く餃子とビールで軽く飲むには使い勝手の良いお店だと思います。
みなとみらい地区は餃子店がとても少ないエリアなので、「餃子ストック 221」引き続き頑張って欲しいですね。
肉汁餃子酒場 餃子ストック221 横浜みなとみらい店 (居酒屋 / みなとみらい駅、桜木町駅、馬車道駅)
昼総合点★★★★★ 5.0