東京餃子通信編集長の塚田です。
前回の小田原の「日栄楼」の記事でも書きましたが、昨年末に家族旅行で伊豆に行ってきました。
宿泊先は伊東温泉。
伊豆の中でもかなりアクセスの良い場所ですよね。
せっかく伊東に来たので、地元の餃子も探してみることにしました。
温泉地の飲み屋街にはだいたい昔ながらの町中華店があるんですよね。
私の餃子レーダーに引っかかってきたのは「福みつ」という昔ながらのラーメン店。
「日栄楼」に勝るとも劣らぬ昭和感を醸し出している店構え。
これは期待できそうです。
店内はカウンターのみ。
地元の常連さんらしきお客さんが競輪話で盛り上がっていました。
伊東には競輪場があるためか、競輪が身近娯楽なようですね。
注文をしようとメニューを見ると、餃子と並んでトーストセットやコーヒーなどカフェ的なメニューもあります。
また希望を伝えるといろんなツマミもあるようです。
隣に座っていた常連さんお刺身をツマミに日本酒を飲んでいました。
私はもちろん餃子を注文しました。
注文が入ってから女将さんが餃子を包み始めフライパンで焼いてくれます。
作り置きはしないようですね。
瓶ビールは常連さんが奥の冷蔵庫から出してくれました。
さらには女将さんがわさび漬けのようなものも出してくれました。
常連さんと女将さんの見事な連携プレイです。
餃子が焼きあがるまでの間をビールとわさび漬けでつないでいたら、今度は白菜の浅漬けまで出してくれました。
漬かり具合が適度で美味しい漬物でした。
しばらくして焼き餃子の登場です。
なかなか良い感じの焼き加減です。
左の方は良く焼き気味。
この焦げの直前ぐらいの感じが私は好きなんですよね。
皮は普通の厚さですがモチモチした食感はしっかりと感じられます。
餡はキャベツ比率がかなり高め。
細かくカットしていますが水分は絞り切らずに程よく残し、ホロホロっとした食感が上手に残っています。
キャベツの甘みも感じられます。
ニンニクがっつり系の味付けなのかと思いきや、にんにくは意外と控えめ。
下味はやや控えめで酢醤油をつけて完成されるタイプの餃子です。
飲んだ後の締めに食べたくなるような餃子でした。
実際に「福みつ」は、深夜0時過ぎても営業をしているそうです。
深夜に餃子が食べられるというのは、温泉地の飲み屋街には貴重な存在です。
女将さん曰く、地元の常連さんだけでなく、東京からなどの観光客にも常連さんが多くいるそうですよ。
次回は遅い時間に来てラーメンも食べたいなぁ。
ふくみつ (ラーメン / 伊東駅)
夜総合点★★★★★ 5.0