東京餃子通信

全国の餃子情報をほぼ毎日お届け!

サンフランシスコから初上陸「ダンプリングタイム」でインスタ映え過ぎる西安餃子 【渋谷】

スポンサードリンク

東京餃子通信編集長の塚田です。

 サンフランシスコ生まれの餃子専門店が日本進出をしてきたという情報を得まして渋谷のヒカリエを訪れました。

店名は「ダンプリングタイム 餃子時間」。

本家のWebサイトを訪れると「ANY TIME IS DUMPLING TIME」というスローガンが掲げられていました。

これは良いスローガンですね。

どこかで使わせてもらいます。

www.dumplingtimesf.com

 ヒカリエに着き、エレベーターで6Fに上がるとすぐにダンプリングタイムを発見。

 

外からも点心師が餃子や小籠包を包んでいるのが見えます。

 

こちらはサンフランシスコ発の全てハンドメイドで創る小籠包と西安餃子の専門店という触れ込みのようです。

 香港点心の店や小籠包の専門店は以前からもいろいろとありますが西安餃子の専門店というのは珍しいかもしれないですね。

西安は、実は中国のなかでは餃子で有名な都市でもあります。

私はまだ現地に行ったことはないのですが、いつかは行ってみたい場所の一つです。

 

店内に入ると、まだ11時半ごろだというのに8割ぐらいは席が埋まっています。

そしてほとんど女性客。

お店の雰囲気もポップな感じで女性を意識した作りです。 

 

 ランチタイムは、お得なセットメニューも用意されています。

と言っても1人前1,580円なので価格設定は全般的に高めな感じは否めません。

セットにしてしまうと西安餃子が食べられないので、今回はパスしました。

 

こちらは通常メニュー。

焼き餃子はGYOZA、蒸し餃子は蝦餃のみなのでHAR GOW、西安水餃はXI'AN DUMPLINGという英語表記が用意されていました。

おそらく本店での表記が踏襲されているのでしょう。

注目すべきは焼き餃子がGYOZAと記されているところです。

GYOZAが浸透してきたのはうれしい限りです。

 

GYOZAにも惹かれたのですが、やはりここは当店がウリにしている西安水餃。

そして一番人気の「キングダム」を注文しました。

 

 待つこと5分ほど、先に運ばれてきたのはコンパクトな蒸籠。

そして短くて太いストローが添えられています。

これはキングダムのようです。

キングダムは英語名称はKING DUM。

KING DUMPLINGの略称ですね。

蒸籠の中にはどんなキングが隠れているのでしょうか。

 

蒸籠の蓋をあけてびっくり。

蒸籠いっぱいの大きさの小籠包が入っていました。

さらにその上から花びらが散らされています。

40代のオッサンが一人で食べるのはこっぱずかしい気分になります。

 

キングダムは、まず最初にストローを刺して中のスープを飲みます。

熱々のスープをストローで飲むなってかなり危険な行為だと思ったのですが、適度に温度が下がっていました。

肉のうまみも染み出ていて美味しいスープです。

スープを飲んだ後は本体をいただくわけなのですが、これがとにかく食べ難い。

一口で食べられるサイズではないですし、皮も中華まんに比べると薄手なので手で持ち上げて食べるわけにはいきません。

なんとかお皿に移して、切り分けながら少しずつ食べました。

餡の味は小籠包そのもの。

豚肉餡がたっぷりと使われていて、大きいだけでなく味の満足度も高かったです。

 

続いてニラ野菜と卵の西安餃子が運ばれてきました。

これまた緑の皮の餃子に花びらが散らされたカラフルでファンシーな餃子。

インスタ映え狙いなのでしょうが、オッサンのお一人様ではこのお花攻めは受け止めきれません。

一人で来たことを少々後悔しました。

 

 彩を考えて様々な野菜が使われています。

唐辛子も入っていますが、あまり辛さは気になりませんでした。

辛味の弱い品種なのでしょうか。

ほうれん草が練りこまれた皮の緑色もとても美しい。

ほうれん草でこんなに濃い色が付くのですね。

最初はそのまま食べることを店員さんに勧められたので、何もつけずにひとくち。

 

皮は弾力はあまり強くなく若干固め。

ほうれん草比率が高いからなのでしょうか。

もう少しモチモチ感は欲しいところです。

餡には卵とニラ、そして椎茸でうま味を出しています。

肉を使っていないのにしっかりとした旨味。

餡は非常によくできていると思います。

 

続いて専用ダレをつけて食べてみます。

甘めでアジアンテイストな感じのタレ。

ナンプラーか何か魚醤の類が使われているようです。

 

タレを野菜の上からドレッシングのようにさっとかけて、餃子入りのサラダのような感じで食べてみました。

生野菜のシャキシャキとした歯ごたえと独特なタレの風味が足され餃子単体で食べるのとは大分異なった印象になります。

美味しいとは思いましたが、生野菜がかぶさっているおかげで餃子がすぐに冷めてしまうのがちょっと残念なところでした。

ファーストインプレッションと食べている途中からの印象が大分変ります。

 

今回はキングダムとニラと卵の西安餃子の2メニューのみを食べてみましたが、それぞれオリジナルの点心を大胆にアレンジしていて面白かったです。

アメリカ人のプレゼンテーション重視な発想力に驚かされました。

見た目が鮮やかで、更にヘルシーなので女性ウケは間違いないでしょうね。

 

他の餃子や点心類もどの様にアレンジされているのか興味があるので夜の時間にまた再訪はしてみたいと思うのですが、次回は誰か誘ってくることにします。

 

ダンプリングタイム 餃子時間餃子 / 渋谷駅神泉駅表参道駅
昼総合点★★★★★ 5.0