東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、出張で和歌山に行く機会がありました。
夕方には大阪に戻らなくてはならなかったため、ランチだけでも和歌山の餃子を楽しもうと周辺情報をチェック。
飲み屋街周辺などに何軒か餃子店を見つけたものの夜のみ営業でランチ営業を行っている店はなかなか見つかりません。
ようやく和歌山市駅から紀の川を渡ったところに一軒の餃子店を発見。
南海和歌山市駅からは徒歩で15分~20分ぐらいでしょうか。
手作り餃子専門店「紀乃郷」の到着しました。
小さな店舗で、ご夫婦お二人で切り盛りをされているようです。
席についてメニューをチェック。
餃子は「肉餃子」と「鳥と生姜の餃子」の2種類。
餃子定食についている餃子は「肉餃子」とのことなので、無難に餃子定食(600円)を注文。
テーブルの上にはオリジナルっぽいラー油と調合済みの酢醤油が用意されていました。
餃子が焼きあがるまでの間にタレをセットして準備万端。
待つこと10分弱、餃子定食が運ばれてきました。
私の想像をはるか上回る豪華な定食です。
サラダに漬物、ホウレンソウの胡麻和え、そして煮卵もついています。
これにスープもついて、
ご飯は大盛。
さらにメイン ディッシュの豚餃子。
立派な羽根をまとっています。
この組み合わせで600円は安すぎる。
和歌山の底力をいきなり見せつけられました。
羽根は軽くて薄いパリッとした感じ。
薄めの皮を使ってヒダを深く刻んでいます。
餡は柔らかめでふんわりと包んであります。
餃子の腹の部分からは餡の肉と野菜の色が透けて見えるぐらい。
パリッと焼けた薄皮の中に包まれているのはねっとりと練り上げられた豚肉餡。
キャベツは水分を残して、シャキシャキ食感が感じられます。
下味はしっかりついていて、ニラとニンニクも強めに効いているので、餃子単体であればタレなしでも十分美味しくいただけます。
ただしご飯と一緒に食べるには多少濃い目の味付けも必要です。
自家製のラー油入りのつけダレをたっぷり絡めて味編を試みました。
ラー油に鰹節が使われているようで、かなり旨味が強く感じられました。
これをご飯にワンバウンドさせてご飯側にも味付けして食べるとご飯がみるみるうちに減っていき、あっという間に間食。
せっかく和歌山まで来たのですが、餃子店での滞在時間をわずか20分。
一軒だけの訪問になりましたが、良いお店に出会えてラッキーでした。
次回がいつになるかわかりませんがその際には「肉餃子」だけでなく「鳥と生姜の餃子」は試してみたいですね。