東京餃子通信編集長の塚田です。
高崎のローカルグルメサイト「絶メシリスト」をご存知でしょうか?
店主の高年齢化や後継ぎ問題などで、時代とともになくなりつつある地元に愛される名店たちを、「失うには惜しく、絶やしてはならない絶品グルメ」=「絶メシ」として紹介するグルメサイトです。
実はこのサイト高崎市が運営しています。
自治体のシティプロモーションとして大成功を収めていて、テレビ番組になったり、書籍が販売されたりなどもしています。
こちらの企画のプロデュースをしている方から「高崎には知る人ぞ知る餃子の美味しい店がたくさんありますよ」という話を伺い、プチ遠足気分で高崎「絶メシ」餃子の旅に出かけました。
新幹線で東京から1時間ほど。
あっという間に高崎に到着です。
駅に着くとぐんまちゃんとダルマがお出迎え。
せっかく高崎まで来たので、一日で回れるだけ回ってみたいと思います。
事前に絶メシリストに掲載されている絶メシ店から餃子が美味しそうな候補店をリストアップ。
まず最初に向かったのは大類町にある大衆食堂の「大将」。
高崎駅からは2キロちょっとぐらいあったでしょうか。
基本的に近隣のお客さんで支えられているお店なので、駅からの距離なんて関係ないですね。
お店の前には出前用のカブが3台配置。
アルミ製のおかもちも、いつでも出動可能な状態でスタンバってます。
出前需要が相当ある様子ですね。
カウンターが数席とテーブル席が8席分で計15席あるかないかのこじんまりとしたお店なのですが、店員さんは5人体制。
どうやら出前部隊がいるようです。
そしてカウンターの上にはずらりとメニューの短冊が。
中華系のメニューから、丼もの、定食メニューまで、ありとあらゆるメニューが並んでいます。
絶メシに掲載されていた焼肉定食やカルビラーメンも美味しそうだったし、オムライスも人気らしい。
色々と注文したい欲求にかられたのですが、この日の目的は絶メシ餃子のハシゴ。
申し訳ないと思いながらも、コワオモテの店主さんに恐る恐る事情を説明し餃子のみを頂くことに。
快くオーダーを受けていただきました。
餃子は1人前5個で300円。
餃子専用の鉄鍋を使ってカリッと焼いています。
薄めの皮を使い、ひだも細かく刻み、一つ一つ手包みで丁寧に包んでいるのがわかります。
餃子専門店でも、中華料理店でもなく、大衆食堂でこの餃子は素晴らしいですね。
色んなメニューの仕込みが必要ななかで、餃子包みんも手を抜かないというのは本当に大変なことだと思います。
餡はキャベツ多め。
キャベツは細かく刻まれ、水分もかなり強めに絞ってあります。
全体としてふわっとした食感の餡。
ニンニクとニラはがっつりと使い、スタミナが付きそうな風味に仕上がっています。
町中華店で良く出てくるような系統の餃子で、はじめて食べるけど懐かしい味。
ニンニクとニラが効いているものの味付けはさっぱり目なので、酢醤油で味の調整はした方がよさそうです。
いつものように薄めに仕上げたつけダレを用意。
そしてタレをたっぷりと餃子につけて食べます。
お酢で余計な油を落として、餃子本来の味を楽しむことができます。
やはり、ニンニクがかなりきますね。
高崎「絶メシ」餃子の旅は、初回からニンニクがっつりの餃子で元気を頂きました。
今回は餃子しか食べられませんでしたが、この餃子の作り方から他のメニューもかなり手間暇かけて作っていることがうかがえます。
次回、高崎に来るときにはスタミナラーメンあたりを試してみたいですね。
ちなみに「大将」のコワオモテの店主さんは、「マスター」と呼ばれているらしいです。
大将のマスターというのも不思議な感じですね。
詳細は絶メシリストの「大将」の紹介記事をご覧ください。