東京餃子通信編集長の塚田です。
新店のタレコミ情報をもとに馬喰横山にやってきました。
馬喰横山駅と小伝馬町駅の間ぐらいの雑居ビルが立ち並ぶオフィス街を歩いていると、それらしき看板を発見。
「大衆ギョーザスタンド ウーロン」と書いてあります。
フードスタジアムの記事によるとクラフトビールの「NIHONBASHI BREWERY.」などを手掛ける会社の新業態らしいです。
クラフトビールも好きなので、これは楽しみです。
お店の外観はかなりシンプル。
どこが入り口なのかが少し分かりにくくて私は右の扉から入ろうとしてしまいましたが、正解は左側の引き戸が入り口です。
店内は上海や台湾にある餃子屋さんのような雰囲気。
近隣の会社にお勤めの方と思われるお客さんや家族連れでほぼ満席でした。
奥の方に餃子を包むブースがあり、注文が入るたびに餃子を皮から作ってくれます。
餃子は水餃子が中心。
普通の餃子の他に香菜としその餃子があります。
また普通の餃子は焼でも食べられます。
ちなみにこれらの餃子はミシュランの星付きのシェフ考案の餃子らしいです。
更にクラフトビールも種類が豊富なのも嬉しいところ。
中ジョッキで飲めるのですが、なんと一杯380円。
これは激安価格ですね。
お通しはなんと麦芽を炒ったもの。
これは結構クセになりますね。
もちろんビールとの相性は抜群です。
最初のビールはSUNMAIの「爽やかピルスナー」。
こらでサンマイと読むのですが、台湾の醸造所が作るクラフトビールです。
金色っぽい華やかな色のビールです。
すっきりと風味で最初の一杯に最適。
こちらで餃子を待ち受ける準備は万端になりました。
餃子は手作りのため調理時間が少々かかるようなので生ザーサイも注文しました。
緑色のフレッシュなザーサイとネギがごま油で和えてあります。
これもビールが進むおつまみです。
というわけで、あっという間に2杯目のビールにお替り。
今度は修善寺のベアードビールの「スルガベイ インペリアル IPA」。
先ほどの「爽やかピルスナー」と対照的に、ホップの苦みと香が強いインパクトのある風味のビールです。
これは肉汁がしっかりした強め餃子に合いそうですね。
ここで焼餃子の登場。
小さなお皿に4つ盛られてきます。
少人数でも種類が楽しめるので良いですね。
焼き面は楕円形でやや薄焼き気味。
少しだけ羽根も付いています。
手延べのモッチリした皮。
北海道産の小麦を使っているそうです。
餡には超粗挽きにしたイベリコ豚のバラ肉とロース肉を使っていて、かなりジューシーです。
餡の味付けも美味しいのですが、バランス的には皮がちょっと強すぎる気がしました。
焼くと皮が固くなるので、より皮の強さが気になってしまうのかもしれません。
オリジナルのタレが用意されていました。
餡の味付けもしっかりしているのですが、タレとの相性も良かったです。
水餃子が来る前にビールをさらにお替り。
当店イチオシのウーロンエールを注文。
こちらのビールは氷を入れて飲むという東南アジアのビールの様な飲み方をします。
茶葉をつかっているらしく香ばしい風味が特徴的です。
そして水餃子の登場。
焼餃子と同じ餃子の様です。
焼餃子の写真だと包み方が分かりにくかったと思いますが、真ん中にヒダをギュッと集めるような独特の包み方をしています。
皮がモッチリしていてとても美味しい。
水餃子だと適度な硬さになるようですね。
皮と餡のバランスも、焼餃子に比べると圧倒的に良いです。
イベリコ豚の甘味もこちらの方が強く感じられます。
同じ餃子なのに調理方法で印象がこうも変わるのは面白いですね。
餡がジューシーで美味しいのですが、水餃子の主役はやはり皮です。
そのまま食べても美味しいですが、タレをつかって皮の味にも変化をつけていただきました。
こんかいは焼餃子と水餃子を食べ比べましたが、水餃子の方が圧倒的に完成度が高く美味しいく仕上がっていました。
水餃子のレベルは相当高かったんで、次回は今回食べなかった香菜とシソの水餃子とクラフトビールのペアリングを楽しみたいと思います。
ギョーザスタンドウーロン (餃子 / 馬喰横山駅、小伝馬町駅、馬喰町駅)
夜総合点★★★★★ 5.0