東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、恵比寿に用事があったので、ついでに前々から気になっていた町中華店「舞香」で餃子を食べていくことにしました。
何度か、店の前を通ったことがあったのですがいつも行列ができていて入ることができなかったのですが、この日は時間に少し余裕があったので並んでみることにしました。
実際に並んでみると回転が速いのですぐにお店の中に入れました。
店内は右手にカウンター、左手にテーブル席。
全部で10席ちょっとのかなり狭い作りです。
非常に愛想の良いご主人が迎えてくれます。
私はカウンター席に座り餃子とチャーハンを注文しました。
注文に合わせて手際よく調理を進めるご主人。
数分後、チャーハンと餃子が同時に運ばれてきました。
ランチタイムの忙しい時間帯に、料理の出すタイミングを揃えられるってのは素晴らしいですね。
チャーハンはしっとり感があります。
具材も色々と入ってますがニンジンが入っているのはまずらしいかもしれませんね。
味付けのバランスが丁度良い、安心して食べられるチャーハンです。
続いて餃子、6個で450円です。
良く焼き気味にカリッと焼けているのが良いですね。
焼き面も広くとってあり、6個どの餃子も焼きムラが少なくどれもキレイに焼けています。
ご主人の焼きの技術はかなりのものです。
中厚で弾力のしっかりした皮を使ってヒダは深めに刻んであります。
餡は粗挽きの豚にくに、ザクザク食感を残すように粗めにカットされたキャベツ。
ニラや生姜の香味野菜も効いています。
餡の味付けはあっさり目で野菜の甘味を活かすタイプです。
餃子自体の味付けは強くないのですがタレで調合するのが良さそうです。
カウンターの上には大きな瓶に入ったラー油が鎮座しています。
実はこちらの舞香は、食べるラー油の元祖としても名前が上がるほどのお店らしいのです。
食べるラー油の歴史には諸説はあるそうですが、その中に名前が上がるというだけでもすごいですよね。
という訳で、ラー油の底の方から砂の部分をたっぷりとすくい上げてお酢に入れてみました。
ラー油の実力をはかるため醤油はあえて入れませんでした。
そして酢ラー油をたっぷりと餃子に絡ませていただきました。
このラー油、辛味はそこそこで旨味が抜群に強い。
餃子との相性はかなり良いと思います。
そのまま餃子をたべるのと、かなり印象も変わりますね。
一人前で6個の餃子があるので、前半後半で味を変えて食べると2倍楽しめると思います。
このラー油はチャーハンにかけて食べても美味しかったです。
きっと白飯にも合いますね。
カウンターの両隣の方が食べていたレバニラと焼きそばもとても美味しそうだったので、次回はそれらも食べてみたいと思います。
恵比寿でランチを食べる際の有力候補になりました。