東京餃子通信編集長の塚田です。
久しぶりにオフィスに出社をしたので新御茶ノ水に4月にオープンした「萬龍」でランチを食べてきました。
「萬龍」は 、一見すると町中華店の様に見えますが実は大阪王将のイートアンドが仕掛ける新業態です。
恵比寿の大龍軒と同様の取り組みだと思われますが、屋号を変えているのが興味深いですね。
ちなみに、私はまだ大龍軒には行ったことがありません。
店内は席数を減らしカウンターの席の間には間仕切りがありコロナウイルス対策もしっかりととられていました。
入り口で手を消毒してカウンター席につきメニューをチェック。
町中華っぽいつくりの割にメニューは少なめです。
お店の看板に掲げられていた「ワンタンもやしそば」が気になります。
「餃子」は焼き、揚げ、茹で3個で450円(税抜き)と大阪王将に比べるとかなり高めの設定です。
揚げ餃子や茹で餃子にも惹かれたのですが、単品よりお得なセットの焼餃子を選択しました。
夜は飲める中華店としても売り出しているようで、ドリンクは色々と選べるようでした。
5分ぐらいでお店イチオシのワンタンもやしそばが先に運ばれてきました。
炒めたニラともやしがたっぷり、そしてワンタンも何個も入っていて食べ応えがありそうです。
麺は太めでコシも強め。
スープも香ばしい感じで結構好みの味でした。
ワンタンは餡がギュッとしまっていて皮はつるっとしたのど越しの良い感じの食感でした。
お腹もすいていたので、どんどん食べ進めていきます。
ワンタンもやし麺が出てきてから10分ぐらいしてようやく餃子が運ばれてきました。
残念ながら餃子が来た段階では麺はほぼ完食。
これではセットとして注文した意味がありません。
餃子のサイズが大きいのと、お店もお昼時で混んでいたので餃子を焼くのに時間がかかるのは仕方がないとは思うのですが、麺との時間差が大きすぎました。
さて気を取り直して目の前の餃子に集中したいと思います。
通常の2倍ぐらいのサイズのある餃子です。
焼き加減は丁度良い感じ。
流石は大阪王将といった焼き色ですね。
箸で持ち上げると静止させるのが難しいぐらいずっしりとした重さを感じます。
大判の中厚皮を使って手包みしてあります。
ヒダは深めに刻まれていました。
餡は豚肉も野菜も超粗挽き。
ザクザクとしたキャベツの食感が特に印象に残ります。
味付けはあっさりしています。
大阪王将の餃子とは全く異なるタイプですし、イートアンドの別業態の「度の飯より餃子好き」とも味付けが違う様子。
業態ごとに異なる餃子を作るところにイートアンドの餃子へのこだわりの強さが表れてますね。
萬龍の餃子は味付けがあっさり目なのでタレは必須。
定番の酢醤油にラー油でタレを作ったのですが、ラー油も大阪王将の鉄ラーではなく、一般的なラー油。
これは狙いは分かりませんが、町中華っぽくする演出なのかもしれません。
餃子やもやし麺の味付けは良かったのでまた食べたいと思ったのですが、価格がやや高めなのとメニューが少ないのがちょっと気になりました。
イートアンドが今後この業態をどう育てていくのか楽しみです。