東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、有楽町駅にできた餃子の王将の新業態「GYOZA OHSHO有楽町店」のご紹介をしました。
女性をターゲットにしたお洒落な雰囲気の店づくりで従来の餃子の王将とは、方向性が異なります。
一方で、餃子の王将のライバルである大阪王将も新業態に取り組みを2019年の1月に発表しました。
創業50周年を記念して、創業当時の雰囲気を再現したノスタルジックな気分を味わえる店とのこと。
1月の開店以降、なかなか訪問する機会がなかったのですが、先日遅ればせながらランチタイムに訪問してきました。
プレスリリースににもあった看板が大きく掲げられていました。
店名は「池袋餃子第一工場 三度の飯より餃子好き」ですが「大阪王将」とも併記されています。
店内はコンクリート打ちっぱなしの壁。
餃子工場的なイメージなのでしょうか。
お品書きや椅子などもレトロな雰囲気で統一されています。
2階には仲間と来ても飲めるテーブル席が用意されています。
餃子は50周年記念の大餃子と、大阪王将定番の元祖焼き餃子、そして手作り水餃子もあります。
水餃子にするか大餃子にするか悩みます。
更にから揚げも当店名物料理として、かなり推しています。
悩んだ結果、大餃子とから揚げがセットになった50しゅうねんきねんせっと定食メニューを選択することにしました。
テーブルの上には餃子のタレが2種類とから揚げのタレが用意されていました。
餃子が焼きあがるまでの間に、タレをセッティング。
大阪王将のタレには鉄ラーが欠かせませんね。
高温のネギ油で炒めた唐辛子のことを鉄と読んでいます。
この鉄の部分が特に美味しいので、スプーンで下の方からすくいあげるて使います。
ご飯とスープはセルフでお替り自由です。
佐賀のお米を使っているそうです。
小鉢も自由に選べます。
さて50周年記念セットはというとこのボリューム。
大きなから揚げが4枚、餃子2個に小鉢。
そしてご飯とスープ。
これで税込み760円。
ものすごいコスパの定食ですね。
小鉢はツナサラダを選択。
これもなかなかのボリュームです。
そしてから揚げ。
その大きさに圧倒されます。
お昼からこんなに食べきれるのか心配になるほどの大きさです。
表面はカリッと上がっていて、中の鶏肉は柔らかくてジューシー。
見た目のインパクトだけでなく、完成度もなかなかの高さです。
推しのメニューにしているだけあります。
タレに作り方に従って用意したから揚げタレ。
専用のタレにからしとラー油、コショウを大量投入。
そのまま食べても下味強めのから揚げですが、更にタレをつけるとスパイシーに。
ハイボールとかのつまみとして食べるのであれば、この食べ方の方がお酒が進んでよいかもしれません。
続いて大阪王将50周年を記念した大餃子。
大餃子だけあってかなり大きい。
通常の大阪王将の餃子に比べると2倍ぐらいあると思います。
これだったら2つあればかなり満足ができそうです。
大阪王将の創業当時の餃子が大きなサイズだったのかというと、どうもそういうわけではなさそうです。
先日、大阪王将が「復刻創業餃子」なるものを期間限定販売することを発表していましたが、ジャンボサイズではありませんでした。
さて大餃子ですが、大阪王将独自のヒダの少ない包み方ではありません。
細かいヒダが10個ぐらい刻まれ、丁寧な手作業で一つ一つ作られていることがよくわかります。
皮もモッチリしていてよく伸びそうな良い皮です。
大きくて伸びる皮を使って餡を目いっぱい詰め込んでいます。
具材は全般的に粗めに刻まれていて、ザクザクとした食感が感じられます。
そして豚肉からあふれ出す肉汁。
なかなか頑張ってますこの餃子。
餃子の下味が強くジューシーなので、お酢とラー油だけでいただくことにしました。
鉄ラーは辛味だけではなく旨味を加えてくれるのが特徴。
むしろ辛さは控えめだと思います。
お酢で油を落とし、旨辛な鉄ラーの刺激で餃子の味を引き立てます。
これをライスの上にワンバウンドさせていただきました。
ライスで適度にタレを落とすと、餃子全体の味のバランスが良くなるんですよね。
今回はランチタイムの訪問でしたが、居酒屋として餃子を肴に軽く呑むのにも使えそうですね。
この業態横浜方面にも出店してくれないかなぁ。
三度の飯より餃子好き 池袋餃子第一工場 (餃子 / 池袋駅、東池袋駅、都電雑司ケ谷駅)
昼総合点★★★★★ 5.0