東京餃子通信編集長の塚田です。
先日大阪に行った際に天満橋ホテルに泊まったのですが、近くで軽く呑もうとお店を探したところ「餃子食堂マルケン」なる餃子専門店を発見。
この辺はビジネス街なので近隣のサラリーマンをターゲットにした餃子居酒屋風の雰囲気のお店です。
自家製の餃子をウリにしているお店で、餃子のテイクアウトともあるとのこと。
階段を下りていくと地下一階にお店の入り口がありました。
調べてみると以前、大阪餃子通信の本家元特派員が武庫之荘店をレポートしていました。
居酒屋チェーンの酔虎伝などを展開するマルシェグループの新業態のようですね。
最近、居酒屋チェーン店の餃子居酒屋への進出ラッシュなのですが、はたして「餃子食堂マルケン」の実力どんな感じでしょうか。
休日でかつラストオーダー間近の時間だったため店内はガラガラでした。
おそらく平日だとかなり賑わっているのでしょう。
明るくて清潔感のあるお店ですね。
カウンター席について改めてメニューをチェック。
この前に夕飯は済ませてきたので、軽めのオーダーに。
焼餃子と水餃子をシングルで注文しました。
焼餃子はシングル(5個)で180円とかなりリーズナブルな価格設定です。
カウンター越しに厨房をのぞき込むと、餃子包み機を発見。
自家製というのはこういうことなのですね。
業務用の冷凍餃子やセントラルキッチンで作られた餃子ではなく、お店で包んだ餃子が食べられるといのは良いですね。
お酒はレモンサワー推し。
一番上に書いてあったシャリキンレモンサワーを注文しました。
フローズンサワーマシンで作られたフローズン「シャリキンレモン」を使ったキンキンに冷えたレモンサワーです。
実はこの日は無茶苦茶寒かったのですが、それでもキンキンに冷えたお酒はうれしいですね。
餃子が焼き上がるまでの間にタレを準備。
調合済みの餃子のタレと特製ラー油をつかってタレを作ります。
こちらは焼餃子にお勧めとのこと。
味噌ダレは水餃子にお勧めとのこと。
しばらくして焼き餃子が先に運ばれてきました。
薄めの皮をパリッと焼いていますが、白く残ってしまっているところが広いのは残念ですね。
全部これぐらいの焼き色になっていると良いんですけどね。
贅沢を言えば、とても薄い皮を使っているので油を多めにサクッと揚げ焼きに気味にできるともっとよくなりそうです。
餡がうっすらと透けるぐらいの薄皮を使っています。
薄い皮を使っているので、お店で包んで作り置きを少なくするという方法を取っているのだと思われます。
パリッとした薄皮の中には野菜多めのあっさり系の餡。
キャベツのザクザク食感が残っています。
豚肉の旨味とキャベツの甘味しっかり感じられ、加えて生姜のさっぱりした風味が効いています。
一方でニンニクは使っていないようですね。
薄めの皮とマッチしたバランスの良い餡ですね。
完成度はとても高いと思います。
さっぱり系の餃子なのでタレでアレンジしやすいですね。
ラー油多めでタレを作っていたので、ピリ辛にしあがりレモンサワーが進みます。
味噌ダレあ焼き餃子につけても美味しいです。
味噌ダレはかなり濃い目の味付けですね。
続いて水餃子。
こちらは焼餃子とは異なり厚手の皮を使っています。
居酒屋チェーン系の餃子店では珍しく、皮の使い分けをしています。
包み方も帽子型に包んでいます。
この包み方は水餃子に向いているんですよね。
餃子についてよく研究されていると思います。
水餃子は濃い味の味噌ダレに絡めて食べました。
確かに水餃子の方が皮も餡も強いので味噌ダレとの相性がよさそうです。
最近参入してきた居酒屋チェーン系の餃子居酒屋の餃子は一通り食べてみましたが、この「マルケン」の餃子は、それらと比べるとかなり高いレベルで餃子の研究をしてきたことがうかがえました。
このリーズナブルな価格設定で、このレベルの餃子を出せれば、かなり流行るのではないかと思います。
東京に進出してくるのが楽しみなお店です。
餃子食堂マルケン 天満橋店 (餃子 / 天満橋駅、北浜駅、谷町四丁目駅)
夜総合点★★★★★ 5.0