東京餃子通信編集長の塚田です。
飯坂温泉で温泉と照井の餃子を堪能した後に飯坂電車で30分かけて福島駅に帰ってきました。
一旦、ホテルに帰って休憩をしていたらお腹もこなれてきたので改めて町に繰り出すことにしました。
向かったのは福島駅の近くにある老舗餃子店の「山女」。
こちらの店主の高橋さんはふくしま餃子の会の会長も務める方で、以前某テレビ番組でご一緒させていただいたことがあります。
さて、お店の前まで来ると金曜日の夜という事もあり、行列ができていました。
これは結構待つかもしれませんね。
この日は結構冷えていて夜の気温は10度を下回っていました。
店内のノートに名前を書きお店の外で待つことにしました。
ここから待つこと約1時間。
この寒さの中だったので身体はかなり冷えてきました。
1時間待ちでようやく店内へ。
カウンター席に座りとりあえず熱燗を注文。
熱燗をキュッとやって冷えた身体を温めます。
お通しに白菜の漬物を出してくれました。
身体が温まってきたところでメニューを確認します。
円盤餃子以外にも水餃子が名物餃子として紹介されていました。
円盤餃子も照井と同様に半人前というのもありますね。
水餃子に手を出すか、円盤餃子を一皿行くか迷いますね。
いか焼きや二審のおいしそうだし、、、
また1日限定10食ですが、餃子半人前とご飯などがセットになった餃子定食も用意されてました。
1日10食って少ないですね。
ご飯をそんなに炊いていないってことなんでしょうか?
1人前か半人前か悩んだのですが、結局円盤餃子1人前を選択。
水餃子や焼き物などの円盤餃子以外のメニューは次回のお楽しみに取っておくことにしました。
餃子の焼き上がりには結構時間がかかるとのことだったので、つまみとしてきゅうりのキムチを追加しました。
熱燗と白菜の漬物&きゅうりのキムチで待つこと15分ほど。
念願の円盤餃子が運ばれてきました。
焼き餃子というよりは揚げ餃子と表現した方が良いぐらいの焼き色に仕上がっています。
餃子の高さの半分以上まで油をいれて揚げているので、横から見ても餃子の皮の白いところは見えません。
山女の餃子の皮も、もちろん自家製。
福島の餃子専門店では餃子の皮は自家製以外は認められないのかもしれないですね。
先ほど食べてきた照井の餃子に比べると皮はやや厚めに仕上げてあり食感も強めです。
油をたっぷり使って揚げ焼きにしているのでヒダ側もギリギリまで焼き色がついています。
ホワイト餃子にも似た感じの焼き加減ですが、ホワイト餃子よりは皮が薄いので軽めの食感です。
モチモ&サクサク食感の皮の中には餡がたっぷり詰まっています。
ベースはキャベツでニンニク等の香味野菜は控えめ。
キャベツの甘みと豚肉の旨味がギュッと濃縮されています。
熱々の餃子を頬張り、その後に熱燗でキュッと
そのまま食べても美味しかったですが、専用のタレを使うとまた味が変わります。
餃子の元々の味つけはかなりあっさり目なのですがタレをつけると一気にパンチの強い味になります。
熱燗や日本酒には餃子をそのままで、ビールやサワーなどにはタレ付きで行くのが良いのかもしれません。
以前食べた満腹や、直前に食べた照井の餃子と食べ比べてみると山女の餃子は同じ福島円盤餃子で皮も焼き方も餡の具材もそれぞれ特徴が異なるというのが改めてわかりました。
こういった違いを感じられるのが食べ歩きの楽しさの一つですね。
山女は21時半がラストオーダーなのですがギリギリまで行列が絶えずに大人気っぷりでした。
予約はできるそうなので、今度は予約して福島の地酒と円盤餃子の組み合わせを色々と試してみたいと思います。