東京餃子通信編集長の塚田です。
神戸の元町に「ぼんてん」という味噌ダレ餃子の老舗店があったのですが、昨年ご主人が亡くなられて残念ながら閉店になりました。
そんな元町の「ぼんてん」の味を引き継いだお店が小田急線の世田谷代田駅前にできたということで、訪問してきました。
お店の入り口には「ぼんてん」の暖簾がかけられています。
(店名は裏のタナというそうです)
店内に入るとカウンターのみで立ち飲みスタイル。
店主さんは近隣で飲食店をいくつか運営されている方なのですが、ぼんてんの餃子が好きで何度も通いつめ、ぼんてんのご主人からレシピを伝授されたとのこと。
餃子専門店は今年の3月にオープンしたそうです。
餃子を2人前と生ビールを注文。
ぼんてんの餃子は2人前からというのが暗黙(?)のルールです。
小ぶりなので余裕で2人前食べられます。
しばらくして餃子が焼き上がりました。
やや小ぶりな餃子が12個キレイに並んでいます。
丁度良い焼き加減。
このふんわりと包んであるのもポイントです。
この皮は薄めなのですがモチっとした弾力もしっかりと感じられます。
白味噌ベースのタレにラー油を投入。
この味噌ダレが東京で食べられるとは。
餃子自体はキャベツ多めであっさり目なのですが味噌ダレをつけると一気に濃厚な味わいに。
ビールが飲みたくなる餃子です。
小ぶりな餃子なのでパクパク食べられてしまうので、ビールもあっという間になくなっていきます。
次の予定があったのでお店への滞在時間は30分弱と短かったのですが、もう食べられないと思っていた元町の「ぼんてん」の餃子を食べることができて幸せな気分になれました。
神戸の元町からは昨年ぼんてんが閉店になり、今年になって瓢たんがその歴史に幕を下ろすなど、このところ悲しいニュースが多かったのですが、こうやって餃子の味が引き継がれていくのは素晴らしいことですね。