東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、週末を使って埼玉方面に日帰り遠征をしてきました。
最初に向かったのは上尾の「八珍餃子」。
上尾駅から上尾中央総合病院の脇をぬけて徒歩数分でお店に到着しました。
年季の入ったテントが良い味を出しています。
お持ち帰り専用の窓口があり餃子の個数での料金早見表が掲示されています。
この持ち帰り餃子用の料金早見表がある餃子屋さんは、経験上当たりが多いので期待値が上がります。
価格が変わっても印刷しなおさず上から紙が貼られていました。
水餃子のお方が高めの価格設定ですね。
店内に入るとこちらには「餃子」のれん。
カウンターの奥には昔ながらの餃子専用の鉄板が置いてあります。
ご夫婦で切り盛りをしているようで、お母さんが餃子類の担当。
それ以外の料理はお父さんの担当の様です。
餃子以外のメニューもラーメンや定食など町中華的なラインナップが揃っていました。
先客は3組ほど。
皆さん常連さんの様です。
私は入口近くのテーブル席に着席し瓶ビールと餃子の焼きと水を1人前ずつ注文。
ビールをちびちび飲みながら、餃子が来るのを待ちます。
先にやってきたのは水餃子。
水餃子は1人前8個で400円でした。
焼きと水では1人前の個数も違えば単価も異なります。
ひだを余りつけない特徴的な包み方です。
皮はそれほど厚くはありませんがモチっとした食感はしっかりと感じられます。
餡は豚肉比率高めで優しい味付け。
香味野菜も控えめですね。
豚肉の旨味が直接感じられるような餃子です。
水餃子は麺つゆっぽい専用のタレにつけて食べます。
シンプルな味付けなので和風出汁に合いますね。
続いて焼き餃子です。
こちらは6個で250円。
焼き餃子も水餃子も店内で食べると10円高くなるんですね。
調理代と席代だと思ったら10円差は激安ですが。
焼き色はややムラがあり薄焼き気味です。
私の好みとしてはもう少し強く焼いて欲しかったところ。
全ての餃子がこれ位の焼き加減だったら良かったんですけどね。
包み方は水餃子とは異なります。
餡も水餃子とは全然異なりました。
こちらはザクザクとした粗刻みのキャベツが主役の餃子です。
香味野菜もニンニクとニラがかなり強めに効いています。
自家製っぽいラー油があったのでこちらをベースにタレを作ってみます。
このラー油が辛旨で、パンチの効いた焼き餃子の風味にとても良く合います。
ビールが進んじゃいますね。
水餃子と焼餃子で、調理方法だけではなく包み方も餡も1人前の個数も異なるというところに八珍餃子のこだわりを感じました。
私の中では水餃子の方に軍配が上がりましたが、そんなことよりも両方を食べ比べができるという事が魅力のお店ですね。