東京餃子通信編集長の塚田です。
先日、シウマイの崎陽軒からギヨウザなる新商品が11月23日より販売されるというニュースが発表されました。
横浜出身の私にとって崎陽軒のシウマイはソウルフードの一つ。
今でも横浜スタジアムで野球観戦をするときには、餃子ではなくシウマイ弁当を食べながらベイスターズを応援しています。
そんな崎陽軒がギヨウザを出すとあっては、食べないわけにはいきません。
このギヨウザ、崎陽軒であればどこでも買えると思ったら大間違い。
冷凍食品が扱える限られた店舗でしか販売されていません。
私は、11月23日は所要があったため、翌日の24日に崎陽軒の本店を訪れました。
本店ならば潤沢な在庫があるだろうとたかをくくっていたのですが、そんな甘くは有りませんでした。
昼前についたのにも関わらずギヨウザは売り切れでした。
通販であれば確実に手に入るということで、崎陽軒の通販サイトよりギヨウザをお取り寄せすることにしました。
私が購入したときには納期が1週間ぐらいだったのですが、今は2週間ぐらいになってますね。
ギヨウザの注目度はかなり高い様子です。
さて1週間ほどしてギヨウザが自宅に届きました。
パッケージはスーパーなどに流通している冷凍餃子に近いものがあります。
一袋15個入りで620円なので、一般流通している冷凍餃子に比べるとやや高めの価格設定です。
お取り寄せ餃子として考えれば、それほど高いものではないですね。
ギヨウザのパッケージデザインにはいくつか疑問符がつくような点が有りました。
まず最初に気になったのはパッケージの写真があまり美味しそうじゃない点。
蒸し餃子は合格点ですが、スープ餃子は餃子の上下が逆になっているし、焼き餃子に関しては焼き目がまばら。
全然美味しそうに焼けていないのが、もったいないなぁと思いました。
2点目は調理方法。
調理の単位として5個当たりと明記した上で、調理時間を赤色で強調しています。
スープギヨウザや蒸しギヨウザも同様。
これだと、料理に慣れていない人は電子レンジの調理時間の様に、個数が増えると調理時間が長くなると勘違いしてしまう恐れがあると思いました。
5個の蒸しギヨウザが10分なら、一袋15個のギヨウザを30分蒸してしまう人がいるのではないかと、、、
崎陽軒のギヨウザということで、まずはイチオシであろう蒸しギヨウザでいただくことにしました。
大きめのせいろに15個のギヨウザを冷凍のまま並べて15分。
美味しそうに蒸し上がりました。
ギヨウザは小さめで皮も薄めです。
一口でパクッといけちゃいそうなサイズ感。
ギヨウザを口に入れて最初に感じたのは「これは皮で閉じたシウマイ??」でした。
豚肉餡に崎陽軒のシウマイにも使われているホタテの貝柱が混ぜられていて、豚肉とホタテの旨味が調和している点がシウマイと同じ路線です。
キャベツや白菜も入っているのですが、玉ねぎの甘味が感じられるのもシウマイに近い。
シウマイよりはあっさりした感じに仕上げている気はしますが近いですね。
それから薄皮ながらしっかりとした強さを感じる皮が他にはない感覚でした。
ギヨウザの皮作りもシウマイの皮に通づるところがあるのかもしれません。
というわけで、酢醤油にラー油ではなく、醤油とカラシで蒸しギヨウザは頂きました。
この餡の風味には醤油とカラシですよね。
続いて焼きギヨウザに挑戦。
フライパンで円盤型に焼くことにしました。
蒸してから焼き目をつけて5~6分で完成。
パッケージにプリントされているギヨウザの写真よりも全然美味しそうに焼けましたと自画自賛。
あの写真はギヨウザの皮が悪いんじゃなくて焼き手の腕の問題だったようです。
ギヨウザの薄皮は焼くとサクッとメチャクチャ軽い食感に変化します。
この触感も他の冷凍餃子ではあまり感じたことのないタイプ。
皮作りの秘密は是非知りたいところです。
餡の旨味や甘みは蒸しギヨウザに比べるとやや抑えめに感じました。
焼き餃子に関しては酢醤油にカラシで食べてみました。
タレをたっぷり付けるとご飯のお供にも丁度よい味付けになります。
サイズが小さく薄皮で軽いので、ギヨウザライスにするのであれば一人10個~15個は食べちゃいますね。
パッケージの写真や表記には色々と苦言を申し上げましたが、ギヨウザ自体は崎陽軒らしさが表現できている他にはないギヨウザに仕上がっていると思います。
蒸しも焼きも15個をあっという間に食べてしまったので、今回は冷めても美味しいかどうかの検証は出来ませんでした。
皮が固くならなければ冷めてもいけそうな気がします。
将来的には調理済みのギヨウザやシウマイ&ギヨウザ弁当が、どこの崎陽軒でも買えるようになっていることを期待してます。