東京餃子通信編集長の塚田です。
前々回から続いてます沼津・三島餃子遠征レポートも今回が最終回。
最後に向かったのは今回の遠征の最大の目的でもあった「一番亭」です。
昭和26年創業の中華料理のローカルチェーン店で、公式サイトによると正式店名は「らーめんの一番亭」なのですが、こだわりの餃子が地元で人気のお店です。
現在は最盛期に比べると店舗は減ったそうなのですが、それでも三島周辺に11店舗展開。
西の五味八珍、東の一番亭と、静岡には興味深いローカルチェーンがありますね。
一番亭の餃子へのこだわりは看板にも出ています。
こちらは1号店の三島駅前店なのですが、店名は「らーめんの一番亭」なのにもかかわらず入り口の上にある看板も立て看板も「餃子の一番亭」と書かれています。
そして入り口の横でもとにかく餃子アピール。
持ち帰り餃子を買ったお客さんのレビュー情報のようです。
残念ながら1号店は満席でかなり待ちそうだったので他の店舗を目指すことにしました。
というわけで三島駅から新幹線の線路沿いを15分ほど歩いた長泉町下土狩店に向かいました。
こちらは駐車場も完備されたロードサイド店で店内のキャパもけっこうありそうです。
一番亭は1号店以外はこの様なロードサイド店を中心に展開している様です。
こちらお看板も「餃子の一番亭」となってます。
実は公式サイトの「らーめんの一番亭」という表記が間違っているのかもしれません、、、
長泉町下土狩店の入り口脇には冷凍餃子の自動販売機「ど冷えもん」が鎮座していました。
手包みの餃子が36個で1000円というのは、かなりリーズナブルな価格設定ですね。
餃子は人数分の4人前の特盛を注文。
その他に野菜炒め、そしてチキン南蛮を注文しました。
野菜炒めは結構ボリュームがあって583円(税込み)。
野菜も国産にこだわっていて、使われている野菜の産地が店内に掲載されていました。
チキン南蛮は鶏唐揚げがベースになっていて、甘酢のタレが絡めてあり、その上からタルタルソースがこれでもかというぐらいかかっていました。
かなりハイカロリーなメニューですね。
白飯がどんどん進みそうな味で、うちの中学生の息子たちを連れてきたらドハマリしそうな味でした。
そしてメインディッシュの餃子。
1人前5個だと328円ですが4人前20個だと1186円と少しお得になるようなか価格設定です。
一皿に20個の餃子がきれい整列して盛られている姿は圧巻ですね。
ここまで出会ってきた沼津・三島の餃子とは異なり、サイズは普通の大きさ。
焼き色は丁度よい具合です。
一番亭では餃子を手包みすることにこだわっているそうです。
自社工場で作った薄めの皮を使ってふんわりと柔らかめに餡を包んでいます。
また、その日の餃子はその日に包むのが原則。
餡も当日作られた餡を使います。
こうしないと野菜のシャキシャキ感が保たれた餃子が作れないのだとか。
シンプルな味付けなので、キャベツの甘さとニンニク・ニラの香りがダイレクトに伝わってきます。
浜松餃子を思わせるキャベツ推しの餃子で薄皮ということもあり、普段だったら一人で20個は余裕で食べられちゃいそうです。
(この日は6軒目だったので1人前で済ませました、、、)
タレをしっかりと付けて食べるのがおすすめです。
白米にもビールにも合う、万能タイプの餃子ですね。
1号店の店頭においてあった口コミどおり、この餃子が安価に家の近くで手に入るようになったら家で餃子を作るの辞めてしまうかもしれないですね。
チェーン店の多くが餃子づくりを機械化していくなかで、頑なに手包にこだわり続ける一番亭のようなお店には今後もこのスタイルが続くように頑張って欲しいですね。
微力ながら応援していきたいと思います。
静岡以外にお住まいの方も、通販で冷凍餃子が購入できるようなので是非お試しください。
一番亭 長泉町下土狩店 (ラーメン / 下土狩駅、三島駅)
夜総合点★★★★★ 5.0