東京餃子通信編集長の塚田です。
夏のプチ遠征ということで家族を引き連れて北関東を回ってきました。
初日は佐野ラーメンで有名な栃木県佐野市。
関東の三大師にもあげられる佐野厄除け大師にお参りに。
こんなところにまで佐野のゆるキャラ「さのまる」がいました。
佐野市のあらゆるところがさのまるだらけ。
とりあえず腹ごなしということで、佐野厄除け大師の向かいにあったお店で名物イモフライを調達。
この日は35度を超す酷暑日だったため外での販売はしておらず注文が入ってから店内でイモフライを揚げてくれました。
こちらがイモフライ。
蒸したジャガイモを串刺しにして衣をつけて揚げた佐野の名物料理の一つ。
熱々でソースがたっぷり染みてて美味しかったです。
ポテトフライより好きだな。
近くにあった佐野市観光物産会館の中にイモフライのポスターが掲示されていました。
お店によって特徴が色々と有るんですね。
食べ比べてみても面白そうです。
イモフライでお腹は少し満たされましたが本番はここからです。
事前に調べておいた餃子が人気の佐野ラーメン店「ゆたかや」に向かいます。
佐野厄除け大師からは秋山川を2kmほど南下したところにあります。
街道沿いにあるのですぐに見つかりました。
お昼時ということで数組の先客さんが入店待ちの状態で、20分ほど待って店内に入れました。
店内はテーブル席と掘りごたつタイプの小上がりとテーブル席合わせて20席ほど。
アットホームな雰囲気のラーメン店です。
ラーメンはもちろんですが、餃子をかなり推しています。
卓上でもゆたかや名物として推されています。
さらには手作りのポスターではお土産餃子も強烈プッシュ。
皮から全て手作り!国産素材
餃子に対する相当な自信を感じます。
一人で一皿いこうかと思ったのですが、先程イモフライを食べたばかりということもあり、息子と一皿をシェアすることにしました。
先にラーメンが運ばれてきました。
味玉をトッピングしてあります。
スッキリとした美しいスープに青竹手打の麺が沈んでいます。
一本の麺のなかで太さに変化が有るのが青竹手打ちならではですね。
あっさりとしたスープが麺の美味しさを引き立ててくれる感じでした。
続いてご自慢の餃子の登場。
大迫力のジャンボサイズの餃子が5個盛られています。
長さは10cm以上ありそうです。
箸で持ち上げるとズッシリとした重さを感じます。
焼き加減もちょうどいい感じに仕上がってますね。
手作り皮ならではのもっちりとした弾力。
麺も美味しかったですが、餃子の皮も優るとも劣らぬ出来。
皮がよく伸びるので餡もたっぷりと詰め込まれています。
一つ一つ皮から丁寧に作っているのが伝わってきます。
これが一皿480円は安すぎますよね。
餡は豚肉とキャベツがたっぷりと使われていて香味野菜としてはニラが少々。
大きく刻まれたザクザク食感のキャベツがいい仕事をしています。
餃子を頬張ると中からジュワーッと肉汁が滲み出てきます。
素材選びにこだわっていると書かれていましたが、素材の味をうまく引き出すような餡の味付けがされていました。
ラー油も自家製っぽく底の方に唐辛子などが沈んでいます。
1つ目は餃子そのものの味を楽しみましたが、2つ目は味変させて。
薄めの酢醤油にラー油を足したタレを餃子にたっぷり絡めます。
このラー油も辛旨な刺激抜群。
運転者じゃなければ瓶ビールに手が伸びているところでした。
一口では食べきれないので、断面からもう一度タレを吸わせて食べます。
これは荒川区の町家にある「餃子は一龍」で学んだジャンボサイズの餃子の食べ方です。
あれだけ店内で餃子を推していただけあって、ラーメン専門店とは思えないこだわりの感じられるレベルの高い餃子でした。
もう少し佐野の餃子を食べ比べしたいところでは有りましたが、イモフライ、ラーメン、ジャンボ餃子ですでに満腹状態。
佐野の餃子は総じて高いレベルなのですがラーメンのサイドメニューとしての位置づけの上サイズが大きいので、一度で何軒もハシゴできないのが難点ですね。