東京餃子通信編集長の塚田です。
本日は仙台の餃子情報をおとどけ。
仙台一の歓楽街国分町を歩いていると餃子屋さんを何店舗か見かけました。
商店街の目立つところでは元祖仙台ひとくち餃子の「あずま」という店を発見しましたが、お目当てのみせではなかったので今回は素通り。
もともとひとくち餃子の文化は東北地方には無かったと思うので、おそらく新興店なのだと思います。
あずまから数十メートルのところに餃子専門店「おゆき」があります。
こちらが今回の目的地。
創業昭和22年と、戦後間もないころから仙台で愛されてきたお店です。
赤い看板と暖簾が目印です。
クセになる餃子とのこと。
コカ・コーラが餃子の販促品作ってくれるのは珍しいですね。
店内はカウンターのみ。
この時間は店主さんがお一人で切り盛りされていました。
メニューは餃子とおでん。
実はおゆきはもともとおでん屋さんとして創業されたそうです。
おゆきでは認定店でしか出せないパーフェクト黒ラベルが飲めます。
旨いビールと餃子が楽しめるお店は貴重ですよね。
この日ははしごをしていたのでおでんは遠慮して餃子のみを注文。
1人前10個で500円というのはかなりリーズナブルな価格設定です。
一口サイズということではなく通常のサイズの餃子です。
油は少なめに焼き色も軽めにつけるのがおゆきの焼き方です。
皮はかなり薄めの皮を使い、左右均等のちょと変わった包み方をしています。
良く絞ったキャベツと豚肉、ニラなどオーソドックスな具材ですが、ニンニクをこれでもかというぐらいに効かせています。
創業時から引き継いだ味とのこと。
下味は控えめなのでちょっと濃い目の酢醤油で味を調整。
後半は七味も入れて辛みも足して味変をしてみました。
仙台の皆さんはこのニンニクたっぷり餃子やおでんで腹ごなしをしてから、国分町に飲みに出かけたりしていたんでしょうね。
70年以上仙台に活力を与え続けてきた素敵なお店でした。