東京餃子通信編集長の塚田です。
年明けに訪問した金沢からの餃子レポートの続編です。
金沢21世紀美術館から徒歩数分のところにある中国料理店「全開口笑」を訪問しました。
以前、料理芸人クック井上。さんがテレビ番組で全開口笑のお取り寄せ餃子紹介していたのを見て、お取り寄せしたことはあったのですが、お店に来るのは今回が初めてです。
全開口笑は餃子専門店ではなく広東料理をベースに本格的な中国料理が気軽に楽しめるお店で、30年以上の歴史のあるお店です。
1階はカウンター席で目の前で調理が見えるのですが喫煙可だったので2階席へ。
外は寒かったのですが、まずはビールということで全笑餃子と瓶ビールを注文。
銘柄はクラシックラガーでした。
しばらくして全笑餃子が運ばれてきました。
この全笑餃子は、手作りにこだわった餃子。
皮も餡も丁寧に手作業で作るのが全開口笑の店主さんのモットーです。
手延べの皮だと水餃子のように厚めで弾力の強い皮になりがちですが、全笑餃子の皮はかなりの薄皮です。
焼き目はパリッとした軽めの触感に仕上がっています。
ひだを少なめの特徴的な包み方で餡をたっぷり包み込んでいます。
手延べのよく伸びる皮を使うからこそできる包み方ですね。
餡はしっかりと絞ったキャベツにニラ、ネギ、豚肉といったオーソドックスな構成。
餃子を口に含むと餡がホロホロっとほどけていき、ふわっと口の中で消えていきます。
肉汁ジューシーな餃子とは対極を行くこの食感は面白いですね。
味付けはやさしめなので、餃子タレで好みの味に調整して食べるのがお勧めです。
焼き小籠包も名物料理ということで、こちらもオーダーしました。
小籠包は全笑餃子よりは皮が厚めに作られているように感じました。
皮はもちもちとした触感があり、焼き面はカリカリ。
このコントラストが面白いですね。
また、餡は豚肉たっぷりで、さらにスープが仕込んであるのか肉汁がビュッと飛び出てきます。
全笑餃子と見た目の雰囲気は似てますが、全く異なる方向性の料理でこちらも非常においしかったです。
一品料理からはひき肉と茄子の炒め物を注文しました。
麻婆茄子の様な感じでピリ辛な味付け。
茄子の下処理も丁寧にしてあり、形はしっかり残っているのにトロトロ食感で美味しかったです。
一晩に何店舗もハシゴをしていたので、いろいろな料理に手を出すことができなかったのですが、金沢の海鮮類を使った料理やチャーハン、担担麺なども人気とのことだったので、次回金沢訪問時には餃子だけでなく他の料理も色々と食べてみたいと思います。
餃子のお取り寄せはこちらからできますが、手作業で作れる数が限られるため発売期間が限定をされているので、こまめにチェックをしてみてください。
金沢中華 50年餃子とやみつき麻婆豆腐 全開口笑 (中華料理 / 野町駅、北鉄金沢駅、西泉駅)
夜総合点★★★★★ 5.0